2009/07/31 マスコット車両を作る〜KC-7Eノンステップ 都営L-E406号車
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こんばんは。 ここ最近呉羽祭り炸裂中でしたが、急遽長く眠らせておいた7Eノンステップ車を完成させようと引っ張り出してみました。 この車体はみんくるバスとして親しまれて来たマスコット車両に仕上げる予定です。 東急バスですと「TOQ-BOX」、地元神奈中ですと「かなちゃん号」や、かつての「スヌーピーバス」のような位置付けとなるでしょうか。 個人的な趣味ではラッピング車には触手は動かない方ですが、企業広告等ではない、営業所の華と言いましょうか、このようなマスコット的な車両はまた別です。 都営のみんくるバスには3種類あり、その中でも好みはC-typeと呼ばれる通常のノンステップ車の塗装にパートラッピングを施した形態でした。 →詳しくは2007/05/13を参照下さい。
このC-typeは3台存在しましたが、現在バスコレで発売済みとなっている車種を考えると、このL-E406号車が比較的少ない加工で製作出来る車両となります。 ただ、E代車(平成10年度)ですので、拘るなら製品のプロトタイプであるKL-新7Eとは少し違うKC-UA460KAMへ少し加工が必要です。
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種車には9弾製品の中からtype-Fと呼ばれるフルフラットタイプのものを、尚且つセーフティーウインドウの都合でウインカーが低い位置に表現されている西武バス製品を用意します。
この画像で見える加工点は画像の通りです。 戸袋上部はボディーになる事から、該当部にプラ材を追加し、前扉の角の部分を角張らせ、中扉はトレジャータウンの2枚窓タイプに入れ替えました。 扉は少し奥目になるよう取り付け、このボディーの一つの特徴でもある中扉が少し奥まった感じを表現してみました。 本当はプラ素材の扉+何かから流用のはめ込み窓での製作を検討しておりましたが、折角試作品を送って下さった事でもありますので、今回はあり難く使用させて頂く事にしました。
スロープ板の格納部も、製品のような形状(隅が斜めになったタイプ)は都営では翌年度のF代車のみですので、一旦削り取ってプラ材で再建しておきました。 余談ですが、都営バスでは新7Eと呼ばれるKL-(H代・K代)では車体下部には出っ張りません。
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こちらも画像の通りです。
非常口やエンジングリル部分は、実物を観察するとこれでも少し違うように見えますが、今回は一番簡易な方法でそれっぽく再現してみました。 後部の丸型通風機は製品デフォよりも少し前に取り付けます。 また、クーラーの位置が新7Eよりも前に付く為、後ろ側の取り付けボスの穴を埋めないと穴が覗いてしまうようです。
テールライト類も少し内側になる事から、ここでは一旦削除して塗装後に別途取り付けて表現します。
実車で8cm(1/150で0.53mm)違うホイールベースについては無視しました。
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前面はセーフティーウインドの穴を開け、向かって左側に四角い蓋を表現してみました。 この四角い蓋も何時ものように何かから移植した記憶がありますが、2年ほど前に加工していた事もあって、どの車体の何処の部分だったかは忘れてしまいました。 この蓋は都営ではE代車までの特徴で、翌年度のF代車には存在しません。 Nサイズの模型では無くても良いような表現かも知れませんけれど…^^
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何故今になって古い仕掛かりを引っ張り出して来たのか…
答えはコレ。 某師匠よりフルカラーで印刷出来るインレタを試しに発注するとの一報〜「何か入れてみたいものはある?」と大変あり難いお言葉を頂戴しまして、データの隅っこにちゃっかり入れて頂きました。 その仕上がりを見てとにかく貼ってみたい衝動に駆られた為です。 大きさは1円玉との比較で判ると思いますが、一つ一つは非常に小さなイラストです。 しかし、グラデーションだけで表現した傘、お団子、羽の表現、バス共通カード、非常に小さいカメラ… どれもNサイズ用として見ても仕上がり具合は十分ではないかと感じました。
一つ確認したい点は、「インレタ」ですので、パネルラインやスジ彫り部分に対してそのまま貼っただけでは上手く行かない予感がします。 デカールに一旦貼ってから〜さらに、ソフターを当てた時の馴染み具合を確認する必要がありそうです。 上手く行ったら…都営キュービック用の前面虹イラスト、観光車=新型ガーラ用のロゴや銀杏/桜模様など、表現方法で止まっている仕掛かり&構想も具現化しそうなだけに非常に楽しみです。 |