2009/01/06 都営バス P-U32K〜T代UD-15E 4枚折り戸仕様(あと少し) |
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すっかり忘れ掛けていた仕掛かり… 都営P-U32K〜T代車(富士重15Eボディー)の仕掛かりを完成間近まで仕上げてみました。 前回の記事は何時になるかと遡ってみると2006/10/04、2年以上放置していた事になります。 製品と大きく異なるのはやはり中扉の違いでしょうか。 都営バス(*一般車)は前代S代まで中引き戸で投入され、このT代で4枚折り戸になりました。 しかし、次のV代からは17Eボディーが採用された為、15Eで4枚折り戸な車はT代一般車のみとなります。
この仕掛かりは作り直し品で、完成したと思っていた車両が左奥に写るN-T417(ネタバス)。 当時は知識が乏しく、手元にあった白バス(角目)をそのまま塗り替えればT代になるだろうと進めてしまったものですが、塗り終わってからUDでライトやFOGが角型な仕様は都営には存在しない事(角目はいすゞ)に気付き、タイプと誤魔化すにも流石に無理があると、これは逆T窓を奢ってネタバス化、別に作り直したものです。 当時管理人の都営バスやバスそのものへの知識なんてそんなものでした。
*:都市新バス仕様はS代から17Eボディーを採用しています。 よってネタバスのような15Eで都市新な仕様は見る事が出来ませんでした。 時期的には存在していてもおかしくないのですが… 居たらカッコ良かっただろうなぁ…^^
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先ずは、4枚折り戸+丸目+角型テールライトのボディーを用意しますが、多種あるように見える製品バリエーションでも残念ながらそんな仕様を持つ製品は無い為、この作品では4枚折り戸+角目+角テール(白バス)をベースに通常品の丸目の前面を使用して製作しています。 このボディーを基本として少しT代の特徴を盛り込んでみました。
=加工内容= ・4枚折り戸+角目+角テール(tec-stationでも販売中)の前面パネルを切り取り丸目の前面を取り付け ・2つ並ぶ運転席側のコンデンサ開口部の後ろ側を埋め込む(T代のみの特徴) ・前頭部にマーカーランプを取り付け(プラ材) ・リア後退灯を削除(四角いコンビネーションランプはパーツで表現) ・屋根上に角型ファンカバーを4基取り付け(この頃の作品は現在使用のものより少々大きい) ・側面灯具を削除 ・前面ナンバープレートのモールドを削ぎ取る (丸目仕様ボディーのナンバー位置は都営と同じなのでやらなくてもOK/厚みを気にした)
パネルラインや蓋など異なる部分もあるかも知れませんが、MPとは違いその辺は見なかった事に^^; また、窓下のモールもP-キュービックやブルでは銀を入れていますがこれも省略してあっさり仕様としています。
車番はF-T405(練馬)として仕上げてみました。
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黒を塗装する前段〜マスキング完了の図です。 ドアの部分はマスキングテープの厚みが邪魔する場面の典型例で、マスキングは絵のような感じで行いドアだけに黒を塗装しました。 車体の断面が黒になるのを避ける事が目的ですが、断面に通常のクレープ紙テープでマスクするとドアの隅に色が入り難くなる事、接着面積が少ない部分なので心配になって(紙テープを)念入りに擦り付けると潰れて歪む恐れ、これらを防ぐ手段としてICテープを使うようにしています。
ちなみに、当時多く作っていたHT/HUと同じ何時ものルーティーンとしてドアの裾にもベージュを塗ってしまいましたが、よく考えれば塗る必要は無かった訳です(塗装の厚みによっては光の反射で線が見えてしまう事があるので塗らない方が…) 緑に塗装する時に気付きました^^;;
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こちらも断面が気になる場面が含まれます。 それはバンパーで、5Eはバンパーに段差があるので余分に手間が掛かりますが、ほんのちょっとした部分もパチっと決まった時はやはり見栄えは良いものです。 まぁ正直面倒ではありますけれども… 同じようにテールライトやナンバー照明具、フロントバンパー/ライトの周囲もICで囲っています。 製品ではテールライトのケースに黒が入っていませんが、ここだけでも黒を色入れすると随分引き締まると思います。
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リアの後退灯/ストップランプ一体型の四角いパーツはトレジャータウン製のエッチングパーツ(TTP291-05)に入っています。 一旦全体を黒に塗り、ランプの部分をアートナイフの先端等で色を剥がし、後退灯部分はそのまま(地色を生かす)、ストップランプ部分には赤(実際にはMrマルーン)を入れています。 本当はエッチングの断面が痩せた部分(厚い素材へのエッチングには宿命?)にパテ等を盛って仕上げておくとさらに良い感じに仕上がると思います。
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もう一仕事。 方向幕を作り、窓を塗装して組み込めば完成です。 前面は方向幕を窓の内側へ表現させたい事と、製品はワイパーが殆ど(全部?)銀色塗装でT代車には都合が悪い事から白バスの無塗装のものを塗装します。 側面は白バスの無塗装は使わず、横方向だけ比較的綺麗に色が入っている製品を選び、縦だけ塗装して横着する事にしました。 ドア側にまんま使えるのは製品では東急限定なのがちょっと難儀??
窓のマスキング〜現在前面は黒塗装前段、側面は銀色塗装前段です。 前面はワイパーやパーツ中ほどの部分だけ吹き付け、外周は烏口で黒を塗装します。 側面は5E製品にはバラつきがあり、サッシに銀が入っているものと無いものがありますが、入っているものでも完全に〜は殆ど期待出来ない(手持ちには無かった)ので先ずはサッシに銀、乾燥したらさらに窓柱だけ残してマスキング>対応する車体色に塗装します。 窓のサッシ塗装…これだけは何度やっても面倒ですね。 |