2009/04/13 都営バス 研修所-M182〜運転訓練車完成 |
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今日は変り種を一つ。 運転訓練車として整備された、研修所-M182号車を完成させました。
元々は通常の営業車だったM代エルガ(2004年度投入車)を、運転訓練車として再整備した車両です。 実車の来歴等詳細については少々事情もありあえて割愛致しますが、車体外観として目立つものとして、ドア側に2箇所(左側方距離測定装置)、正面に1箇所(車間距離測定装置)のセンサー、運転席側側面には赤い灯火(安全確認装置)等が取り付けられています。 方向幕部分は元のLED表示機が取り外され、アクリル板のようなもので「運転訓練車」(前後)「訓練車」(側面)と表示されています。 ナンバーも営業ナンバーではない白ナンバーで再登録、「足立200
は・275」となっています。
形式はPJ-LV234L1ですので、模型としての素材は都バスセットpart2の青戸(PJ-)仕様が丁度良く、屋根上の通風機以外はほぼ無加工塗り替えです。 実車を見た感じでは色味は通常の都営カラーのアイボリーとグリーンそのままな感じですが、作品では他の車両よりも白っぽく塗ってみました。 こうして見ると、ライトレンズが少々大き過ぎた気もします^^
=04/14
22:20追記・修正= 機器類についての詳細など情報をお寄せ頂いた事から、一部文章を修正しています。 京王バスにも訓練車が導入されており、その働きについてもほぼ同様かと思います。
京王バス公式〜訓練車(pdf)
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塗装パターンは単純にグリーンの帯を巻いた感じ、模型の塗装順序としてはアイボリー>グリーン>黒>各種表記となります。 こちら側の前から2番目の窓はフィルム若しくは遮光幕のようなもので真っ黒になっており、その場所に機器箱が設置されています。 また、この窓の下には前方からのみ確認できる灯火が設置され、バス停などを発車するときにランダムで点灯させ、運転士が右側をしっかり見て発車しているかなどの確認に使うそうです。 模型では前面とドア側のセンサーはデカール、運転席側のこれは0.2mmプラ板から切り出して表現してみました。
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運転席側の窓は少し加工します。 先ずは実車通り2番目の窓の裏に黒を塗装して目隠しします。
これで完成〜のように思えますが、実はタイプAエルガ製品の最後部の窓はどう見てもテーパーの取り方がおかしく、そのまま組み込むと(製品状態)では何か違和感を覚えます。 そこで、ここは一旦切り離し、上下を逆にして組み込んでみました。 この部分、逆さまのデータのまま金型を作った匂いが…?? 上下逆に組み込むとしっくり来ますので、特に加工された車両には是非お試しを(w
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内装も適当に。 灰色の機器箱をそれっぽく作っています。 ただし、下の方が斜めになったこんな形になっているとは思えませんので、あくまで外から見える部分を意識しただけの「適当なもの」です。 座席も何箇所か撤去されている〜などあるかも知れません。
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こちら側にはセンサーが2箇所埋め込まれていて、表記は前から「入口」「研修所-M182」「出口」「訓練車」「都営バス」となっています。
実車はどのように使われているのか良く判りませんが、模型としては車庫の隅にちょこんと配置〜から、人形を配して研修風景など再現出来ればと思っています。
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=謝辞=
情報をお寄せ頂いたS様、こんな場所で失礼かと存じますが、厚く御礼申し上げます。 |