2006/03/04 続々?MP218/618K |
|
|
MP218を短尺化すると厄介なのはやはり窓… 特に非公式側で、窓数は同じで数枚が若干細くなっているのが問題です。 しかし、先日の神保町談義にて"サッシ窓には国鉄MP218用の前〜中扉間の窓が使えるのでは?"との情報を頂き、早速に試したところ何とかなりそうな目処が… 前回のボディーは窓の切り継ぎ数が少なくて済みそうな?逆T窓仕様に逃げてしまった事から、車体も2つほど追加製作してみました。 画像左から=ニューエアロスター移行直前の最終投入B代MBECS2 千住近辺に多いZ代都市新バス仕様(前回製作品) 初期型中引き戸仕様が珍しいN代車で、各所特徴を簡単に再現してあります。 B代/Z代は行灯が必要ですが、ステッカーの厚みを期待するか、プラ板で一応再現しておいた方が良いかでちょっと迷っています。
|
|
N代…この頃はまだ呉羽ボディーも続々と投入されていた時期ですが、三菱ボディーも小数居たとの事、中引き戸・丸ライト・丸フォグ・車掌窓付き・柿の葉テール・リア補助ランプなし・角型送風機4基・側灯なし・マーカーランプ付き〜が主な特徴です。 中引き戸で柿の葉テール(補助灯なし)との事から、ベースに相鉄バスを使用して上記特徴を簡単に再現してあります。 車掌窓は国鉄バス用の窓方向幕部分に縦線を一本足す感じで再現予定、K尺化は中4枚折り戸車とほぼ同様の工法です。 >関連記事(blog1/28補足記事)
|
|
画像右はB代の側灯部分で、ちょっと拘って加工を。 上にプラ板を足す工法では角がダレそうな気がした為、角穴を開けて他車から切り取った極小パーツを2つ埋め込む工法でルーバー形状の変更を試してみました。 しかしあまりにも面倒… Z代は非公式側側灯を無視するか工法を再考します。
B代の特徴としては、4枚折り戸・角フォグ・角テール・リア補助灯付き・側灯あり・角/丸送風機各1基で、ベースに北海道中央バス(名古屋市・京王通常品もボディーは同じ)を使用して各所再現してあります。
左は前回製作品=Z代都市新バス仕様とする為ライトを角目に、こちらも4枚折り戸・角テール・補助灯付きですのでベースは北海道中央バスを使用、角ライトは単にデフォの丸レンズを削除しただけです。 窓を除けば、角ライト・角型送風機4基である事・マーカーランプが付いている事がB代との違いでしょうか。
|
|
問題の窓… 画像は国鉄バスのパーツです。 この国鉄バスのみ前〜中扉間の窓が若干細い窓になっており、これを使用すれば多少加工が楽になる感じです。 (〜と言っても一部窓幅調整や1台につき2枚用意しなければならない可能性もありますが…) 実車画像と見比べると、ベストは 大小小小小中中 =前から3〜6枚目を国鉄バスのものに置き換えるだけで良いのなら簡単ですが、残念…この組み合わせでは入らないようです。
大小小小小小小 中小小小小中中 (大)小小(小)小中中 大小小(小)(小)中中 ()はデフォより若干細く加工 〜〜等々今後組み合わせを考えてみます。 幸いにも都バス=黒サッシなので、窓数さえ合っていればある程度誤魔化しが効くかな? 何れにせよ国鉄バスの窓を〜との情報に感謝するばかりです。
|
|
2006/04/14 都営MPの塗装 |
|
|
都営バスMP3種に塗装を施しました。
今回少し色を変更、白はGM西武アイボリーを下地にGM小田急アイボリーを調色無しでそのまま塗装して、先日UPした3ドア車やノンステ車より若干白く、製品の(都営ブルーリボンセットなど)よりも黄色身が少ない第2弾製品に近い状態にしました。 ベージュは正直失敗、ちょっと濃過ぎ(現状第6弾製品近似)しかも3台とも微妙に色が違っていたりします。 暗くなってから塗装したのが仇になったようで、調色・吹き加減共に失敗です。 まぁそこは良くも悪くもバスコレクオリティーと都合良く解釈、"都バスです!"とこのまま言い張ってみる事にします(^^d
さて、次は各所に黒塗装を入れる予定なのですが、もう一点厄介な点に気付いてしまった…
都営のMPは前面が黒で屋根まで掛かる車両が多く、この塗り分けとマーカーランプの位置関係を確認せずに作ってしまったお陰でマーカーに黒が乗ってしまう恐れが… 管理人の得意技??"誤魔化し"を考えなくては(^^;
=使用した塗料と順序=
下地 : GM28西武アイボリー
白 : GM21小田急アイボリー(今回は下地に黄色身を持たせ、調色なしで塗装)
ベージュ : モリタ クリーム2号+Mr43ウッドブラウン少々(*今回Mr43を入れ過ぎたようです=失敗)
>バスコレ2/5弾やブルーリボンセット製品辺りと色を合わせるなら、素直にタミヤのライトサンドやMr19を。
ただし以前の塗料/今回の塗料/タミヤライトサンドこれら全て実車とは違います。実車に拘る向きは工夫の上。
緑:Mr64ルマングリーン(Mr別売空き瓶に1/4)+GM緑15号(1〜2滴)
>Mr64そのままでも全然OKです。
下地西武アイボリー > 小田急アイボリー >
ベージュ > グリーン
小田急アイボリーは下地に影響し易く、灰色や白を下地とした場合、作例よりもっと白くなります。
|
|
|
2006/04/19 続 都営MPの塗装 |
|
|
この数日、ちまちまと空いた時間に黒など色入れ作業を施しました。 懸念のあったマーカーとの黒塗装の位置関係は何とかクリア。 雨トイ直下など一部ブラックアウト箇所を省略して、極力野暮ったくならないように配慮してみました。 模型的〜と言うよりもミニチュア的考察でしょうか。
|
|
左からN代・Z代都市新バス・B代MBECS2
Z代角ライトはデフォの丸ライトを削除して黒塗装>銀に塗装したステッカーをコマ切りにして貼り付けて表現しています。 B代丸ライトは以前紹介した方法〜ハトメ抜き2号で丸く抜いたデカールをソフターで馴染ませています。 デカールは最近のWAVE製は固くて馴染み難くく、貼るのに一苦労(前回のA-W100で使用)、ファインモールド製など軟らかいものの方が極小サイズでは断然作業し易いです。 行灯はボディーの工作としては何も施しておらず、ステッカーで一体表現する予定です。 少々段差がある為重ね貼りが必要かも知れません。
|
|
都営の場合、多くはデフォのバンパー内灯具類は不要=埋め込みます。 隅に反射板(初期は丸/後期は四角)表現として塗装してあります。 しかし、色が明るくてチト目立ち過ぎたかも…後でスモークでも重ねておきましょう。
また、初期車は柿の種(バス協?)テール+補助灯具なし+バックランプがバンパー向かって右側に付いています。 方向幕周辺は塗装するかステッカーに頼るか検討中です。
|
|
2007/04/22 都営バス N代 P-MP218Kの修正
|
|
|
今日はようやく車体が完成した〜と言うか誤魔化しが完了したMP218を取り上げてみます。 実はこのバスも画像奥のMP618/637と同じタイミングで作業が進んでいたはずでした。 しかし「マスキング剥がしたら塗膜持って行かれた」「継ぎ目の仕上げ部分が大きくヒケて筋が…」「黒塗装の大きな乱れ」などが発生、完成ラインから外れてしまったものです。 今日は何故か作業台の隅で埃まみれになった可哀想な姿が気になってしまい、何とかならないかなぁーと復活させてみる事にしました。 塗装が欠けてしまった所は溶きパテ*を薄く充填、黒がはみ出した所はアートナイフや目の細かいペーパーで削ぎ落とし、吹き直しやタッチアップを施してみました。 まだ気になる部分は残るものの「まぁ良いんじゃないの」程度まで持って来れたでしょうか?
*Mr白い溶きパテを使用〜これお勧め品。
|
|
都営のMP218はN代から、中引き戸車掌台付きで登場しています。 かなちゅうバスエリアが長い管理人のイメージですと、呉羽製=エアロスターKが先でこのエアロスターMがより新しい車と言ったイメージがありますが、都営の場合呉羽製はN/P台での投入は無くこちらが先に登場しているようです。 初期MP218の特徴〜「前面フォグが丸形」「テールが柿種で補助ランプなし」「後退灯はリアバンパー内」「リアバンパー反射板が丸形」「側灯なし」「エンジンルバー最下部の開口部形状が斜めになっていない」「屋根上機器の形態」などを再現してあります。
さて残すは窓〜これもいろいろ厄介ですがここまで来たら何とかなるでしょう。 後ろはようやく塗装を開始したMP118試作冷房車とE代らくらくステップ現状。 この辺りも含め一歩一歩進めて行くとします。 |
|
2007/05/08 都営バス MP218K N代中引き戸仕様
|
|
|
同時進行のZ代都市新バス仕様やB代MBECSII仕様が形になってから早1年、ようやくMP218系3台目となるN代車が形になりました。 これまで作ったMP218系とは少々趣を異にするN代車〜中引き戸仕様や車掌台付きである事が最大の特徴でしょうか。 都営バスの三菱系スケルトン車体と言えば、前年度M代車で呉羽製車体を架装したMP118が都01グリーンシャトルに登場しておりますが、三菱製車体新型エアロスターMとしては最初に投入された世代となります。 モデルは登場時を想定して旧局章を使用、それに合わせてローマ字無しの方向幕を用意してみました。
模型では中引き戸仕様のK尺化を中心に、初期型の特徴〜フォグランプを丸型に、エンジンルーバーの形状を変更、後退灯をバンパー内へ表現、屋根上など再現してみました。 種車はテールライトの形状から相鉄バス製品を使用しております。
|
K尺化に際して厄介な部分は窓になると思いますが、前回B代車を製作した際に教訓となった部分生かして若干ですが作り方を変えてみました。 必要な窓は、国鉄バスのドア間パーツ2個/国鉄バスの中ドア後ろパーツ1個/運転席側パーツ1個と少々贅沢な構成です。
|
|
先ずはドア側です。 ドア間は運転席側のパーツから小さめな方の窓2ユニット分(実際には画像の位置とは異なります〜隣の大きい窓は運転席側に使用しますので必然的に他の部分になります)から切り取り、開閉可能な方向幕下の窓(真ん中の縦線)は方向幕などに使うステッカーを切り出したものに他の部分と同じ黒を吹いたものを貼り付けて表現してみました。 中ドア後ろはパーツとしては国鉄バスのパーツそのまま、車掌台部分の縦線は方向幕下と同じ手法です。 こちら側はパーツの方向幕部分やサッシの色さえ落とせればそれほど問題はないでしょう。
ドア部分は当時の都バスに「自動扉」の表記がある事から、5E製品から切り取って使ってみました。 これこそ「MDプリンタの出番だろ」とは思うのですが…つい(^^;; 戸袋部分をはめ込み窓にするとさらに良くなりそうな予感です。
|
|
厄介なのはこちらでしょうか。 窓の数が種車(M尺車)と同じで非常口周辺の大きい窓を除いて一つずつが小さくなっています。 この部分に使えそうなパーツを探すと国鉄バス製品のドア間パーツがかろうじで使えそうです。
(この窓選択については過去記事を参考下さい)
改良したのは前回は4+2としてパーツを接合していたのを3+3とした事で、バスコレ窓パーツの端の部分(端の部分は裏側が出っ張る)を極力パーツ中ほどに持って来ないようにしています。 もちろんこの方法でも大きい窓と接する部分はどうしても端の部分になってしまい、結局裏側の修正/処理を行う事になるのですが、デリケートな透明パーツの処理を1箇所でも少なくしようとほんのちょっとだけ工夫してみた次第です。
☆部分には窓柱表現としてこれまたステッカーを貼り付けております。
(国鉄バスドア間窓パーツだけ何故か窓柱の表現が無い為です)
|
|
端の部分を使わなければその部分の裏面処理が不要になります。 裏側の出っ張りは真正面から見ても柱やサッシに隠れない部分から始まっている為、処理を行わない又は甘いとその部分が白っぽく又は歪んで見えたりしてしまいます。 処理を行わなかった例として前回B代車の記事中画像でその部分がはっきり見えているのが判るかと思います。 斜めから見てしまうと一目瞭然です。 過去記事参照(先ほどと同じページに飛びます)
|
|
ほんの僅かの工夫でしたが、今度こそ違和感無い仕上がりになったでしょうか。
リア周りの様子とエンジンルーバーの形状違いを表現して一応初期型としてみました。 |
|
|
ギャラリー表紙へ戻る Blog-TRMへ |
Copyright(C) 2005-2008 MrT(hiro,T) All rights reserved. |