2009/03/22 都営エアロスターK〜5題の工作 |
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どうも〜お久しぶりです^^; 少々多忙もありこちらの更新が滞ってしまいました。 そんな中でもチマチマと少しずつ進めていた中から、今日は形になった5台を取り上げてみます。
管理人のシリーズモノ〜都営バスとするなら何を作るか… 製品のプロトタイプを考慮すると… U-の一般車はまぁ製品のそれですし、今回は塗装もそこそこですのでこれは後回し。 そうなると先ず思いつくのはP-仕様の一般車、そしてやはり「エアロスターKの」都市新バス仕様が欲しいとなります。 リフト等は普通の車両を揃えてからのお楽しみとしましょう^^
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こちらは都営バスのエアロスターKでも最初期のグループで、R代/S代(1986/87年度)投入車が該当し、中引き戸仕様である事が特徴です。 都営バスのエアロスターKはエアロスターMよりも2年遅れて投入された事から、車掌台付きの仕様は存在せず、このR/S代車は(特に1/150模型上では)殆ど同じ仕様で、ドア窓に表記される「自動扉」の文字があるか無いか程度の差です。 従って工作としては同じものになります。
ベースはフォグランプが丸型で中引き戸が都合が良い事から羽後交通製品を使用します。 私の場合、屋根上の角型ファンカバーは製品のものは使わないので一旦取り去り、同じ場所にプラ材から削り出したパーツを付け直しています。 前頭部の1つは後ろの3つより少し長いものを使っています。
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羽後交通製品は元都営バスを意識した仕様になっておりますが、私のように各年式を作り分けるのであれば少し手を加える必要があります。 それは後部バンパーの違いで、製品ではU-仕様の製品と共用になっている為、灯具類が収まる四角い大き目の窪みがあります。 しかし、都営のこの世代は丸い反射板だけが収まるタイプになっています。 普通ならここを埋めて反射板は塗装又はデカール、若しくはピンバイスで丸く表現すれば良いのですが、バンパーの上下に段があるなど少し手が掛かる事、諸事情(買い過ぎ他^^)もあり、今回は贅沢して静鉄ジャストライン製品から持って来る事にしました。
移植はバンパーだけではなく、エンジンルームのパネル全体をラインに沿って切り取ってみました。 〜と、そこで初めて気付いた… ヒンジの位置が違うのですねぇ。
改めて資料画像を漁ってみると、P-を中心とした初期の車両は左側のヒンジが内側に寄っている事が多いようです。 とは言え、静鉄製品と全く同じ位置かと言えばそれは微妙で、もう少し左かな?=他製品と静鉄製品の間くらいといった感じでしょうか。 今回は模型的にあえて「大袈裟に違いを見せる」と言う意味で、静鉄製品の位置に合わせておきました。 側面エンジン開口部については、製品ではP-にもU-にも見える曖昧な形をしておりますので、これについては全車弄らない事としました。
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その他、左側の後退灯と後輪直前にある側面灯具を削除すれば一応車体完成です。 羽後から改造する場合は四角い補助灯も削除します。
=中引き戸仕様加工まとめ(ベースは羽後交通)= ・後輪直前の側面灯具を削除 ・リアバンパー(エンジンパネルごと)を静鉄のそれを組み込み ・左側後退灯を削除 ・角型ファンカバーを4個載せる
(リアも羽後ベースならバンパー反射板部分の加工と四角い補助灯も削除する)
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お次はやっぱり欲しい都市新仕様のエアロスターKです。
投入年度としては、R/S/V/W/X代(1986/87/89/90/91年度)が存在し、やはり少しずつ仕様が異なります。 画像を観察すると、角目は無論バンパーの形等が通常のエアロスターKとは異なる事に気付きます。 これ、呉羽の観光バス「サンシャインデッカー」のそれと瓜二つなのですね。 そうなるとシクレの前面が非常に都合が良い事になります。 4枚折り戸用の逆T窓パーツもそのまま使えるし〜と、いろいろ考えた結果私的には潰すに十分な条件と判断、あり難く使わせて頂いた次第です。
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前面が使えると言っても使えるのはバンパーとライト&行灯周りだけ。 ウインカーはライト横にありますので、元車体はその部分を残して切り取っておき、シクレ前面は凸型状に切り出して移植します。
さらに、W代以降の都市新バス仕様(W/X代)は前扉がグライドスライド式になっている事から、前扉の窓下部を少し埋めるとよりそれっぽくなります。 ここは過去の作品でも完全無視している部分、今回も省略しました。
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折角前バンパーを弄ったのだからやっぱり後部も?? 一般車とは違い、都市新バス仕様はリアバンパーの形態も通常のエアロスターKと異なるようです。 特に目立つのがコーナー部分が側面に回り込む大きなものになっており、もしかしてこれもサンシャインデッカーのそれなのでしょうか?
参考画像1 参考画像2 参考画像3
〜結局、大量にあるエアロスターMのジャンクの中からその部分を切り出してはめ込む事にしました。 当然プラ材やパテ盛って整形でも良いでしょう。
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初期のP-MP218K(R又はS代)、U-の初代U-MP618K(W代)、最後の都市新仕様となったU-MP618K(X代)の3台を先ずは選んでみました。 それぞれ後面のディティールが異なります。
R/S代は一般車と同じくバンパーは丸い反射板だけの形態へ(エンジンパネルごと静鉄製品へ挿げ替え)、さらに角型テールを削除して柿種テールを移植しています。 W代は凸部にある蓋を埋めます。
=都市新仕様加工まとめ(ベースは都営通常品)= ・前面ライト周りをシクレのそれと挿げ替え(全車) ・後輪直前の側面灯具を削除(R/S・W代車) ・リアバンパー(エンジンパネルごと)静鉄のそれを組み込み、左側後退灯を削除(R/S代車) ・柿種テール化(R/S代車) ・後面蓋を埋める(W代車) ・リアバンパーコーナー部分を加工(全車) ・角型ファンカバーを4個載せる(全車) (拘るなら… W/X代車は前扉の窓下部を少し埋めると良いかも?)
さて、あとはマーカーの位置が気になっていましたが、比べてみるとその違いは僅かかな?? 製品ではほーーんの僅か後ろ気味な気がしないでもないですが。 まぁヨシかなぁ…
参考画像 |