2008/05/10 キュービックの工作〜U-短尺仕様を作る KC-は… |
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工作関連の記事は何気に久しぶり。 この間も実はいろいろ工作しておりましたが、まぁ内緒ネタと言う事で暫し地下進行^^; 今日はようやく下準備が整った11弾ネタを取り上げてみます。
11弾製品を種とした工作と言えば、管理人のシリーズモノ〜先ずは都バスを作る事から。 作業的にはU-キュビックを短尺化する、或いはKC-/NE-短尺キュービックへの工作がメインとなりそうです。 そこで早速数台加工を施して様子を見る事にした訳ですが、KC-はちょっと困った事が発生して暫し頓挫。 再調査が必要な事もあって、今日は主にU-を取りあげています。
■先ずは基礎知識としてお勉強を。 キュービックの基本寸法を確認しておきましょう。
(一般的な形態のものを抜粋、ノンステップ等は除く。 データは主にバスマガジンvol.5を参照)
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単位=mm ハイライト部分がバスコレ11弾のプロトタイプ 赤字は前ドア〜前輪タイヤハウス間の差
これを見ると、ショートフロントオーバーハング車を除けばホイールベース(以降WB)のみの寸法違いで製造されている事、さらに実車を観察すると、WBの差は前輪〜中ドアの間で調整されている事が判ります。 U-短尺(K尺)を作るには、バスコレ11弾の種車(L尺)を約2.3mm強縮めればOK。〜となれば早速切り刻みを敢行。
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切断位置はこの辺で〜人によってはパネルライン上で継ぐ方もいらっしゃると思いますので多少の違いは出て来ると思いますが、概ねこんな感じでしょう。 運転席側は側面ルーバーの後ろのパネルで切り継ぐと良いようです。
・今回管理人が切り出した順序
屋根(アートナイフ)>側面(片歯プラニッパー)>もう一方の側面(片歯プラニッパー)
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中引き戸車の場合はこの部分のパネルを短縮すると良さそうです。(運転席側は同じ)
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2.3mm強縮める訳ですが、製品のP-短尺仕様と同寸法ですので、実際の作業ではP-製品を治具代わりにして現物合わせで作業した方が効率が良いでしょう。
・管理人の調整方法
屋根とドア側側面の2面で先ずは車体が真っ直ぐなるよう&正しい寸法になるよう調整を行います(横から見れば真っ直ぐだけど、上から見たら曲がってた〜なんて事のないように^^)>とにかく納得行くまで微調整(定規も大事ですが目分量も大切に〜人の目は案外侮れません)>その後残った運転席側を調整します。
削り過ぎてしまったら…(実は今回やってもうた 別にもう1台同じように切り取って、前部分・後ろ部分を入れ替えて相互に調整すればOK (^^ )v えっ?2台も要らない??
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テープで仮組みして様子を見てみます。 U-短尺の場合ほぼこんな感じでOKではないでしょうか。
さて次はKC-をっと…
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上と同じように、でもWBは4800mmになるように(今度はHT製品を治具代わりに)加工してみます。 運転席側のパネルはU-とは異なりますし、CHASSEやらくらくステップと言った形態にも左右されますので、取りあえずはU-と同じ場所で切り継いで車体の基本寸法を出しておきました。
しかし、これでOKでは無さそうです。 厳密に作るなら、若干ドアの位置を前に出してやる必要があります。
もっと困った事は、ドア位置を出す為に実車を計測したデータと比べてみると、「前輪タイヤハウス後端〜後輪タイヤハウス前端」の長さが全く合いません。 計測した車両がD代らくらくステップとC代リフトであった事=低床気味の車であった事も一因? 恐らく計測した車両はタイヤハウスの大きさが小さく、その為寸法が合わないのではないか… KC-やNE-キュービックの画像を観察しても、やはりU-より小さく見える車が多いような気がします。 困りましたねぇ…てっきり同じかと思い込んでいたので、一般車やらくステ等意識せずドアの位置だけ計測して来たのでした。 そんな訳で、つづきはKC-の一般車を計測するまでお預けとします。 もし一般車も小さかったとすると、結構面倒な事になりそうな…
ちなみに計測したデータは<S>こんな感じ</S>。
「」部分の寸法は大体3720mm程度=N換算24.8mm U-ベースでWB4800として改造した車両は1mm強も足りません。(2008/05/18の記事を参照ください)
KC-サッシ窓の各寸法は<S>こんな感じです</S>。(2008/05/18の記事を参照ください)
あくまで参考程度に〜何かからパーツ流用ならそれに合わせた方が1/150模型的には吉かと思います。
何れにせよ詳しくはまた後日^^ |