2009/04/21 都営バス〜呉羽モノコック(G4) 2態 |
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どうもです。今日もまたまた変なものを取り上げてみます。 13弾はエアロスターだけではない〜G4ボディーも幼少時から見ていた形だけにやはり工作したいネタです。 じゃぁ地元の〜となりますが、それは置いといて…(汗 今回も都営バスとして工作してみようと思います。 私の場合都営バスは「(緑の)色が好き」で作っていますので、先ず思い付くのは単純に塗り替えネタとなります。 そこで少し調べてみると、製品から作り易い年代は製品のプロトタイプにもなっているF代車(1978年度投入車)のみで、前ドアの窓が分割タイプな前年度(E代車)までは形式が違うMR410であったり、次年後(G代車)は前面窓が視野拡大しか存在しないなど一捻り必要なようです。 となれば、やはり1台目は塗り替えで行けるF代車に決定。 もう一台は逆に非常に工作し甲斐のある変な車を選択してみました。
変な車とは1979年度(G代車)に早稲田営業所向けに2台だけ投入された試作冷房車で、以前作ったブルボディーの同代試作冷房車より少しだけ早く導入された為、旧来ボディー+直結冷房と言った非常に「へんてこりん」な姿で登場した車両です。 模型的にも結構な工数を要する事や、何しろ現物を見た事が無いだけに上手く出来るか判りませんが、久しぶりにチャレンジネタとして楽しんでみようと思います。
■F代ナックルカラー
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先ずは塗り替えネタのF代車。 塗り替えと言っても、少しリファインするところはあるようです。
1:パーティングライン消し 2:後輪直前にある側灯を削除 3:運転席横の雨トイを短く短縮 4:側面方向幕の部分をボディー側に表現する(撮影時点では未施工) 5:後方向幕の面の傾斜を調整
2と3については実車画像を見たまま再現。 4の側面方向幕についてはプラ材を追加してボディー側に表現します。(撮影時点では未施工) 5の後方向幕の傾斜については、幼少時の記憶など個人的な主観では面が上を向いているようなイメージがありましたので、少し斜めに削ってみました。 これは気のせい?or感じ方?かも知れませんので、もし加工される場合は一応画像等確認した方が良いでしょう。 私はそう感じた〜と言った部分です。 また、この方向幕パーツは製品では真後ろから見て斜めに取り付けられてしまっているものも散見されますので、塗装する前に一応確認した方が良いです。 余力があれば後方向幕パーツの周囲をパテで埋めると更に良くなると思います。
〜とまぁこちらはこれで一応塗装前完成です。
■G代試作冷房車
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次はゲテと言っても過言ではない??試作冷房車です。 公開許可を頂いている画像が無い為、非常に説明し難いのが苦しいですが、目立つ部分では、冷房の箱、前面は視野拡大仕様、ライト形状もデフォとは異なる、後面はまるっきり別デザイン、コンデンサ開口部があったり裾の形状が異なる、ドア側最後部のハメ殺し窓〜等々が挙げられます。
実車の画像=「 T-G366 都営 試作冷房車 」「 諏訪バス 松本22あ1257 」でググると出て来るかも?
先ず、リアの形状変更は鴨居状のプレスラインを持った形状になっている為、模型的に似たような3弾RE製品から切り取ったパーツを素材として形状を整えてみました。 赤いラインは切り取った大体の位置です。 しかし、当然ながらそのままぴったりはめ込める訳ではありませんので、一旦仮止めした後、接合部や屋根上、角の部分等にタミヤの光硬化パテを盛った上で整形しています。 このパテ、傾斜調整過程で出来てしまった隙間(マーブル状に黄色く見える部分)などの埋め込みにも使っていますが、硬化時間が短い事、ヒケが殆ど起きない、ペーパーの食いが良く非常に削り易いなど、お気に入りのパテです。 匂いは……ですけれど^^;
運転席側側面の加工は、タイヤ間の裾を延長(ホイールアーチも延長)し、プラ材から作ったコンデンサ部分のパーツを埋め込んでいます。 ただ、今の状態では一番低い部分がドア側の裾より低くなっているので、クリアランス等実際を考えると間違っている可能性があります。 既に実車が無く実測も出来ない、こんな部分が判る様な詳細な資料もありませんので、如何ともし難い部分ですが、一番低い部分=ドア側の一番低い部分とした方がバランス的にも構造的にも納得行くものになるかも知れません。 そんな訳で、0.2mm程度上に再加工するか迷っているところです。
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ドア側側面も製品とは裾形状が異なる為、それらを加工します。 これは適当にプラ材(今回はジャンクのバスコレから切り出した素材を使用)で埋めて行けばOKでしょう。
最後部のハメ殺しになっている窓は、いろいろ探してみた結果、この時に揃えていたTomixの寝台車〜恐らくオハネフ25若しくはスハネフ15用のパーツを例のジャンクよりサルベージして使ってみました。 他の窓がはめ込みになっている>それに仕様を合わせる為の流用ですので、全く正しい大きさであるかは不明です。 パーツとしては他にも湘南顔(113/115/153/165など)の貫通扉の窓も似たような大きさでした。 この窓の加工に伴い雨トイも延長します。 資料画像を観察すると、こちらの面だけ通常のG4(赤い線=製品デフォの位置)よりももう少し後ろで降りていて、空いたスペースに飾り板状の吸気口が付いているようです。 雨トイの素材は「角」プラ棒を熱して伸ばしたものを使用し、極力延長した事がバレないように配慮してみました。 伸ばすと多少眠くはなりますが、案外素材の形状は残りますので、雨トイの小細工等には持って来いです。 困ったのは吸気口。 ブルのそれとは全く異なりますし、今までの製品にもそんな部分はありません。 目下どう表現するか悩み中です。 呉羽のモノコック観光車が使用しているものなのかな…??
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クーラーは京王セットのブルから切り出して持って来ました。 今回は屋根Rが全く異なる為、画像のような感じで削ぎ取っています。 しかし、ある程度は線が出せてもビタでピッタリ合わせて削るのはやっぱり難しいもので、今回も結構隙間が空いてしまいました。 その対策として、パーツを屋根に取り付ける際〜〜パーツ裏側にエポキシパテを付着させておく>屋根に押し付け"にゅる"っとはみ出させる>固まる前に余分なものを取り除く>固まったら仕上げ〜と作業して隙間を埋めてみました。
同車種間での移植など屋根Rが同じであるなら、削ぎ取るよりも下の画像のように屋根ごとはめ込んだ方が仕上げ易いかも知れません。
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最も苦労するのはやはり窓加工絡みの前面でしょうか。 当初12弾RCの視野拡大窓が使えないかと思いましたが、湾曲Rが大き過ぎて無理な感じ。 そこでとりあえず試作窓として9弾新7Eノンステ用から切り出したものを当ててみたのが画像の状態です。 他にもエルガやHT、エアロスター用等からも試作してみて極力イメージを崩さないものを探してみようと思います。
=これまでの工作= ・運転席上を除く屋根上通風機類を全て撤去 ・後面形状の変更 ・クーラーを削ぎ取り>接着 ・裾とホイールアーチの延長等調整 ・コンデンサ開口部の製作 ・側灯削除 ・ハメ殺し窓への対応と雨トイ延長 ・ライトやウインカー、窓下通風口蓋を削除 ・前面窓拡大(中途)
=今後予想される工作= ・前面・後面窓パーツの製作 ・ライトやウインカー、ワイパーヒンジ等の再建 ・運転席横雨トイの長さ調整 ・後面に凸部(プーリー避け)の工作 ・角型ファンカバーを4つ乗せる ・側面方向幕を車体側に表現 ・運転席側タイヤ間裾位置の再検討 ・飾り板状吸気口の表現方法を検討
=既に後悔している部分= ・後面の傾斜がキツ過ぎたかも ・裾位置低過ぎたか… ・クーラー位置が前過ぎた
)ノーーー既にお腹いっぱい^^;;
色は… 黄色+赤帯が最も似合いそうですが、やっぱり好きな緑色になってしまうと思います^^ |