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<THEバスコレクション 中央高速バス 5台セットA >



  初売り:2013年12月19日 一般流通
  品番:N064/N065/N066/N067/N068  価格:4,500円(税込み)

  初版アップ:2014年02月03日
  新規ホイールの解説修正:2014年03月31日



J-BUSセレガ・ガーラシリーズと並ぶ現代の2大観光/高速車が一般流通品でお目見え。
先のヱヴァンゲリヲンセットには含まれていなかった屋根上にクーラーを搭載した直結仕様を中心にアソートされています。 以下簡単に紹介^^



品番N064 京王電鉄バス

型式 特徴 LED表示 車番 成型色 対応動力
BKG-MS96JP 直結クーラー・レーダー装備
非常口オフセット
特急・松本 51011 BM-03



品番N065 アルピコ交通

型式 特徴 LED表示 車番 成型色 対応動力
BKG-MS96JP 直結クーラー 高速・岡谷駅 30642 BM-03



品番N066 信南交通

型式 特徴 LED表示 車番 成型色 対応動力
BKG-MS96JP 直結クーラー 特急・飯田 737
(ナンバー読み)
BM-03



品番N067 濃飛バス

型式 特徴 LED表示 車番 成型色 対応動力
LKG-MS96VP 直結クーラー 高速・飛騨高山 2401
(ナンバー読み)
BM-03



品番N068 名鉄バス LKG-MS96VP

型式 特徴 LED表示 車番 成型色 対応動力
LKG-MS96VP 直結クーラー
非常口オフセット
名古屋 2253 BM-03




= 特徴など =

※以下の5枚については、窓ガラスのディティールを強調する為ガラス部分だけ明るさやコントラストを調整しています。


BKG-で側面窓ガラスは逆Tを中心に構成。
このセット中唯一前面にミリ波レーダーを装備した形態になっています。
大型化粧室を装備している為か、非常口が前側にオフセットしている点も目立つ特徴でしょうか。



BKG-仕様で、ボディーは標準仕様に近い形態です。 窓ガラスは逆Tを中心に構成。
実物は案外少ない仕様??



同じく比較的標準的なBKG-ボディー。 ウイング付き。
最前部1ユニットのみ開閉可能な側面窓が特徴的です。



LKG-世代としては比較的標準的な車体です。 初期型のBKG-とはエンジン周りのグリル開口部が異なります。 側面窓は他事業者でも良く見られるT字仕様ですので、種車としても使い勝手が良さそうです。



こちらもLKG-仕様。 側面窓が全て固定となっており、非常にスマート且つDXな印象を受けます。 この車も京王電鉄バスと同様非常口が前側にオフセットしているのが特徴です。



前面の作り分けは今のところ2種。

京王電鉄バスのみAEBS(AMB)のミリ波レーダーを装備した形を再現。 中央の丸いレドーム部は印刷表現なものの、オフセットしたナンバープレートは専用に金型を起こして表現されています。
最新のQRG-ではレーダー標準化に際してバンパーの形も変更されており、この形態が今後バスコレのラインナップに加わるかも気になります。

後面については全て共通なようです。



これまで発売されたエアロエースの左側面バリエーションです。
先のヱヴァンゲリヲンセットの2台は床置きクーラー仕様で、前輪直後に冷房機器が搭載されているのが特徴です。 今回発売されたセットの5台は何れも直結冷房仕様ですので、ホイール間の床下は全て荷室となっています。  一番下はLKG-以降の形態で、エンジン周辺の造作が異なります。

・BKG-床置き仕様 : 小田急箱根高速バス(ヱヴァセット)の2台
・BKG-直結仕様 : 京王電鉄バス アルピコ交通 信南交通
・LKG-〜直結仕様 : 濃飛バス 名鉄バス

LKG-以降僅かに変更されたホイールベースについては省略されているようで、BKG-と同じ寸法で製作されています。 実物で95mmスケール換算で0.6mm強の差とコストのバランスをどう考えるかですが、路線車よりも大柄なボディーと相まって個人的には特に違和感を感じたり気になる事も無いです。 ただまぁ適合するBM-03動力ユニットにはスライド機構が付いているので、ちょっとだけ勿体無い気はするかな…



右側面はこの時点で既に5種…
左側面の違いに非常口位置のオフセットが追加された格好です。

・BKG-床置 : 小田急箱根高速バス(ヱヴァセット)の2台
・BKG-直結 : アルピコ交通 信南交通
・BKG-直結(非常口前オフセット) : 京王電鉄バス
・LKG-〜直結 : 濃飛バス
・LKG-〜直結(非常口前オフセット) : 名鉄バス

尚、窓ガラスについてはフロント・リア・ドア・運転席の各パーツは透明樹脂に印刷等で着色、側面客窓については濃い目のブロンズ色に着色した樹脂(=色が落とせない)構成となっているようです。 側面客窓に透明樹脂を使っているのは今のところヱヴァセットの2台のみとなります。



今回が初出しのデンソーパッケージクーラー。 アルピコ交通と信南交通は実車同様ケース下部を黒に塗り分け。 見た目が引き締まって格好良いです。



LKG-がプロトタイプの濃飛バスと名鉄バス・BKG-のアルピコ交通には、新規に製作されたISO10穴アルミホイールが奢られています。  BKG-の3台=京王電鉄バスは8穴スチールホイール、信南交通は8穴アルミホイールが使われています。



エヴァセットのレビューに使った画像を再掲。
シャシーは通常14弾MS8系のPJ-仕様に使われているものと共通、内装パーツは10弾旧セレガ用とも共通です。 従って、旧セレガ用の3列シートを組み込む事も可能。 ちなみに、今回発売された5台は全て4列シートが組み込まれていました。

エアロエースのパーツ構成一覧




〜〜ざっとこんな感じでしょうか。
昨今のバスコレよろしく細々と作り分け、嬉しい反面工作種として見た場合使う車と使わない車が偏りそうな嫌いはあります。 また、ここまで作り分けておいてホイールベースの違いを省略〜というのも方向性が統一されていない感が若干残りますが、まぁいろいろな事情もある事でしょうから、ここは致し方なしと納得しておく事にしましょう。

登場当時少なからず違和感があったこの車も、現在の高速・観光型の2大基幹車種。 塗り替えて楽しむ方も多そうなだけに、続編や全国バスコレ等で安定供給を図って欲しいものです。


関連ページ : バスコレパーツ構成一覧表




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