きまぐれレビュー  No.064 きまぐれレビュー表紙へ
<THE バスコレクション 小田急箱根高速バス
         ヱヴァンゲリヲンラッピングバス運行記念セット>



初売り:2013年07月20日 新宿駅西口特設販売会場
品番:K097/K098  価格:2000円

初版アップ:2013年07月22日
小修正・判読できなかった部分に追記:2013年07月24日



初売りの土曜には行かない筈だったのですが、、、いろいろあってそうも行かない様子、皆さん朝早くからご苦労様でした(笑  ほぼ発売開始時刻に到着するとおおまかに300〜350人位はいらっしゃったでしょうか、粛々と列は進み一回上限5個購入で離脱しました。 〜と言うことでエアロエース発売です。

現在のバスコレですから、予想通り形態的には安定の出来栄え。  ヱヴァバスこと1995号車ではインクジェットを使用したラッピング(フルカラー印刷)も卒なく仕上がっているようです。 

以下はいつも通りの簡単レポになります。


品番K097 三菱エアロエース (プラグドア・BKG-ボディー)

プロトタイプは経堂営業所に所属するBKG-MS96JP 1991号車。 セブンウイングと呼ばれるグループ共通カラーが映えます。 翼が7本あるのはグループ7社と言う事だったとは、、今更知りました(汗

成型色 : 薄アイボリー  LED表示 : 超特急 御殿場駅  車番 : 1991

品番K098 三菱エアロエース (プラグドア・BKG-ボディー)

こちらも同営業所に所属する1995号車です。型式も1991号車と同くBKG-になります。 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの公開記念にラッピングされたそうで、パイロットと初号機?が描かれているようです。

ところで、ヴァンゲリン」ヴァンゲリン」の使い分けって何か明確な区別があるのでしょうか? そっち方面疎いのでご教示くだされ、、(汗 →解決しました。感謝^^

成型色 : 薄アイボリー  LED表示 : 特急 箱根桃源台  車番 : 1995




= 特徴など =
1991号車

1995号車
パーツ構成としては両車全く同じで製作されています。 2台セットでは西日本鉄道セットと箱根登山バスセットに続く三例目となるでしょうか。
プロトタイプはエースとしては初期型のBKG-ですので、ホイールベースは6000mm=1/150換算40mm、エンジン部左側面には開口部がなく、右側面に縦長の開口部がある形態になっています。

そう言えば、この冬にはホイールベース6000mmに対応した動力ユニットBM-03が予定されています。 このBKG-は良いとして、今後ホイールベースが95mm大きいLKG-やQRG-の発売はあるのか? 発売があったとしてそれらをどう表現して来るかも興味深いです。 個人的には最悪6000mmに合わせて〜でも気にならない人ではありますが、、、 今後発売される動力については±1mm程度スライド出来るように工夫するとか、前輪を支えるプラパーツを数種添付するなど、動力ユニット側で多少のバッファが効くようになっていた方がスマートに感じます。 初期のMS8系(WB6150mm)や旧セレガ等にも一つの動力ユニットで賄えるようなっていれば買い易いかな…と。

ラッピング部分のフルカラー印刷はインクジェットによるものだそうです。
若干表面の質感がざらざらしているような感じは残るので、例えば今後車体の基本塗装(ベタ塗り系の通常の塗装)をこれでやられると少々困りますが、フルカラー部分については許容範囲〜いや、このスケールではなかなかの仕上がりと言えると思います。


新旧エアロバスの並び。 こうしてみると登場時に少なからず違和感を感じたデザインも、今では洗練されている〜と見る事も出来るような、、、やはり今時のバスという感があります。


パーツの構成はこんな感じです。
リアウイング(スポイラー)は別パーツで取り外し可能。 接着剤は使用しておらず、車体裏に出ているボスを押してやればすんなり外れます。 リアウインドも比較的取り外し易く、新セレガのような苦労は要りません。 他は概ねこれまで発売された観光形式(スケルトン)の仕様を踏襲しているようです。


シャシーは14弾エアロバス(MS8系)と共通、内装についてはさらに10弾旧セレガも共通仕様です。
従って、セレガ用の3列シート(伊予・道南・近鉄)を持って来れば、下の画像のようなデラックスタイプを作る事も安易です。

※シャシーは14弾のPJ-仕様と共通です。KL-以前のものはタイヤ間寸法が異なります。内装は全て共通。


車体裏には明らかに直結クーラー搭載用を意識したボスが彫られています。 まぁこの形式を作っておいてクーラーを作らないとは思えませんので、案の定と言えば案の定ですね。
もちろん動力ユニットにも対応、前輪内側にはテーパー処理が施されています。


側面デザインはMS8系を踏襲しているようで、パネルのプレスや各所寸法は非常に良く似ています。 中身は大分違うようですが…

以下は実際試してみた訳ではありませんのでぱっと見た雰囲気から〜と前置きした上で……
窓は2〜4ユニットは寸法・形状共殆ど同じ、1・5番目のユニットは横方向の大きさや角部の形状が異なりますが、ちょっとした加工でMS8用の窓も組み込めそうな予感がします。
MS8用窓→(加工)→MS9系「組み込み可」 この反対は一部寸足らずになるので難しいかな。
まだ今後の商品展開が不透明ではありますが、やる気になれば現状でもある程度窓バリエーションは賄えそうではあります。


テールライト等は銀色とトーンを合わせたグレーを駆使して上手く輝き方やニュアンスの違いを表現しています。 最近のクリアレンズ仕様は銀一色とするとメリハリが無く、質感に差を付けるのが難しいですので、こういった表現手法は参考になります。 こんなところを観察するのが好きな管理人^^


エヴァラッピング仕様の方にはしっかりマルCマークを印刷、、


今回車体本体の出来栄えも去ることながら、もう一つ気になるのは江ノ電セットのえのん君号で初採用されたインクジェット印刷方式で表現された塗装は安易に剥離する事が出来るのか?〜です。
エヴァファンの方、企画して下さった方には大変申し訳ないのですが、この手のラッピングバスは模型的には一つあれば十分〜〜となると、残りは全部改造の種と考えてしまうのが工作ファンなのですね(汗
鉄道模型ではインクジェットで印刷された箇所だけが剥がし難い〜との報告もあり、今後この方式で印刷された製品が増えるかも知れないだけに少々気になっておりました。

そこで、早速人柱に^^ 実験してみました。 上は剥離前にウイングを取り外した状態を撮影したものです。 ウイングが無い車はこんなイメージになるようです。


実験の前提条件として…

・剥離液=IPA(数回剥離した事のある中古・元から若干白濁)
・槽=超音波洗浄器 ※IPAは用途外なので使用注意&自己責任
・室温=26度
・液温度=事前に洗浄器を数ターン空駆動させて40度位まで上げておいた。
 →その後連続稼動で取り出し時には54度位まで結構暖かくなっている。

※超音波洗浄器は運転中熱を発し、連続駆動を重ねると液温度がかなり上がります。 IPAは液温度により効果にかなりの差が出る為、少し暖かめの方が落ち易くこの特性は好都合ではありますが、当然やり過ぎは禁物です。


[ スイッチ投入直後 ]
事前に暖めておいたのが功を奏したのか、スイッチ投入直後から反応アリ。
画像を観察すると、各所もや〜〜っと煙のように塗料が散り始めているのが見えます。

[ 1'30"後 ]
1'30"後にはボディーの基本塗装が各所剥離し始める。この製品ではアイボリーが一番弱そう。

[ 3'00"後 ]
3'00"経過するとアイボリーや白部分はほぼ崩壊。 前後のウイングマークや文字が乗っているところだけ若干残る程度。 銀やインクジェット印刷のフルカラー部分はしぶといようでまだ残っています。
落ちないのかな…と少し過ぎったのがこのタイミング。ちなみにここまで車体には触れていません。

[ 4'30"後 ]
キタ!! フルカラー部分もペロンと剥け始める。 他のアイボリーや銀色の部分はほぼ完全に崩壊。

以下は動画参照。

動画は作業開始後4'30"位から撮影。
(動画上の)2'41"頃のフェードイン〜アウトの間は約3分。動画終了時は作業開始から約11分後。

普段は余り途中で弄ったりしないのですが、今回はどんな感じに落ちているのか判るようちょこっと突っついてみました。 塗装の部分は粉状に崩壊して散って行くイメージですが、フルカラー印刷部分はデカールのようにペロンと剥がれて行くイメージです。

中性洗剤+水洗で洗浄〜〜綺麗さっぱり剥離完了。 心配は杞憂に終わりました。
フルカラー印刷してあった部分の表面が荒れると言うことも無く、先ずは一安心です。

結論 : 少ししつこいけど、結果的には綺麗に落ちる。 以上^^





= パッケージなど =

開封痕等人為的な形跡については概ね大丈夫っぽいです。
箱絵も凝っており、神奈中セット2に続くベロ付き化粧箱入りとなかなかの力の入れようです。
版権マークもキラリ、、版権モノとのコラボもバスコレ初となりました。

一番下は購入時に添付された箱根補完マップ。 劇中で描かれた箱根各所のマップで、ヱヴァファンの聖地巡りには欠かせないでしょう。 箱根登山鉄道までもリアルに描かれているようです。
そうそう、全く別の話で恐縮ですが、某社YMATE LINERの茶色、この表紙の色が良い感じかも?? 結構いい線行っていると思う^^;

■付属のステッカー

・方向幕LED表示
「特急 新宿駅」 「横浜駅・羽田空港」 「伊豆長岡・修善寺」 「三島駅・大平車庫」 「箱根湯本・??
?付きグレー部分は判読出来ず。

・前面系統表示板
「D」 「V」 「X」

・その他
「NBA会員章」  「パスモ・スイカマーク」 「バス協会環境性能(新長期AA)マーク」
「リアウインド箱根フリーパス広告」


新規車種が事業者限定で先行販売されるケース、、、川崎鶴見臨港バスセット以来でしょうか。 
記事中にもクーラーを乗せる前提と思しきボスがあると書きましたが、このエアロエースは当然このままでは済まされないでしょう。 通常品○○弾として?〜はたまた○○△台セットとして?、いや、全国バスコレクションとして?〜〜今後も何かしらの形でラインナップは増えると予想しますが、どんな形で来るか、、、楽しみが増えました。 個人的な感想としてはとりあえず文句なし、、、良いセットです。



関連ページ : バスコレパーツ構成一覧表




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