BLOG-BILOG  No.033
<THE バスコレクション 呉市交通局オリジナルバスセット>
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  初売り:2009年09月21日(ひろしまバスまつり)・9月24日〜(各窓口及び通販) 品番:K052/K053


遠方での開催とあってバスまつりには参戦出来ずでしたが、これまた友人のご協力により購入する事が出来ました。感謝^^

さて、内容は3弾製品でもラインナップされたBXD30ことボンネットバスと、最新のBDG-仕様のエルガCNG-MPIノンステップバスです。 BXD30は表記類/色入れの違いと内装の違い、エルガは各所のディティールを既存製品の金型組替えによって再現した製品となっています。ちょっとだけ期待した?「品番の空き」は無く、大阪市交通局part.3からの連番です。

これまた簡単インプレを書いてみましたので、さらっと読み流して頂ければ幸いです。



品番K052 BXD30 (中折り戸・4灯ライト仕様)

造形的には3弾製品と同じ(あえて言えば床下のスペアタイヤが無い)で、表記類の違いや色入れ、内装パーツに差異がある程度です。 実車には詳しくないのですが、現存するその姿を再現しているのかも知れませんね。 細かい差異については後述参照。

成型色は青、方向幕は『 ボンネットバス 』 車番はナンバープレートで『 広島2い5180 』と表記。

 

品番K053 エルガtype-A(CNG-MPIノンステップ=PDG-改"風"仕様/形状改良品)

こちらはタンクケースにも印刷されているように、現行のCNG-MPIノンステップバスをプロトタイプとしているようです。 非常口後ろの窓は流用の都合から従前通りで、窓下に黒を印刷してそれっぽく見せる方法は京急バスセット等でおなじみの仕上げですね。 個人的に気になるエンジン部分のグリルについては一応今までには無かった組み合わせで、両側面共にグリルが付いた形態となっています。 詳しくは後述します。

成型色はBXD30とは異なり『 白 』、方向幕(LED)は『 0 呉駅前 』 車番は『 I 081 』と表記されています。
0系統って… 初めて見たかも。



3弾製品とは何処が違うのか… まぁ気になる点ではありますが、先ず青色の色味が今回の方が少し淡くなった点、さらに、窓サッシや側面Hゴムに色入れが施してある、バンパーの色が前=白/後=灰になっている(3弾製品は前後共に銀)、フォグやマーカーの色、内装パーツが前向きシートになっている(3弾製品は三方シート)、床下にスペアタイヤが無い〜等の違いになるでしょうか。

表記については、ドア前に今回の製品は「貸切」(*乗合)、車体裾には「呉市交通局」(*呉市営)、方向幕は「ボンネットバス」(*早瀬大橋)とあり、車番等は同じもののフォントが異なっていたり、社紋も若干違っているように見えます。   *( )内は3弾製品の表記


↑この画像だけクリックすると大きい画像へ(別画面で開/横1024pic/128kb)

エルガについては、個人的にエンジン部分のグリル(開口部)がどうなっているかに興味がありましたが、今回は両側面にグリルを再現して、現行のPDG-改(CNG)"風"に仕上げてありました。 要するに、左側面にKL-用、右側面と後面にPJ-用を組み合わせることにより、流用の範疇で極力似せようとしたのではないかと。(非常口脇の窓が小さなままなので"風"と記載しています→これは商品の性格上仕方ないでしょう)

画像はバスコレのエルガType-A歴代製品を形態別に並べてみたもので…
[ A ]=そのままKL-仕様によく見る形態。ナンバーは若干左にオフセット、照明器具は側方からの形態。
[ B ]=[ A ]に後面だけナンバーを中央に(上方照明)にした形態。
[ C ]=[ B ]にさらに右側面にPJ-仕様を組み合わせ、ナンバーを中央(上方照明)にした形態。
[ D ]=右側面だけにグリルがあってナンバーが中央(上方照明)な形態。

歴代製品で分類すると…(ボディー単体パーツとして見た場合・7弾通常品は改良前
[ A ]=立川バスセット(K025)  大阪市交通局セットpart.2(K047)  7弾通常品(074/077/078/080
[ B ]=大阪市交通局セットpart.1(K033)  京浜急行バスセット(K049)
[ C ]=呉市交通局セット(K053)
[ D ]=東京都交通局セットpart.2の青戸仕様(K012)

工作する上で実車の形態=「都合」を考えた場合… (*事業者によって異なる場合があります)
[ A ]=KL- 一般車への工作に有利
[ B ]=PJ-(改) CNG車への工作に有利
[ C ]=BDG-(改) CNG車への工作に有利(出来れば非常口後ろの窓を加工すると尚良し?)
[ D ]=PJ- 一般車への工作に有利

BKG-/BDG-の一般車は左側面は*細長いグリルなので、[ C ]or[ D ]をベースに左側面の改造と非常口後ろの窓を加工すればOK。
*[ C ]のように左側面がKL-同様に大きなグリルはCNG車の特徴で一般車は細長い。

上記はあくまで有利なだけであって、工作次第or表現の仕方(当然無視もアリ)によって如何様にも料理出来ますので、まぁ参考程度に。

右側面にPJ-仕様を用いている事から、KL-用のものとはグリルの他に下の画像丸囲み周辺のパネルも異なります。



さて、ボディーについては大阪市交通局part.2の事を考えれば、今回は「やれるだけの事はやってみた」と感じましたが、そうなると窓パーツのチョイスは「惜しいなぁ」となってしまうかも。
呉市交通局は中扉後ろに方向幕(表示機)があるようですが、これにぴったりな形態〜〜7弾発売時に既に作ってませんか?・・・と。山陽に使った窓は何か都合が悪かったのかなぁ…

今回はよくあるType-A用のパーツにサッシの上から行き先表示機を印刷しているようです。従ってパーツそのものは山陽以外のType-A用と共通です。



一応パッケージ表裏。
開封痕は私が購入した中にはありませんでした。ステッカーの類は入っていません。

関連ページ : バスコレパーツ構成一覧表




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