BLOG-BILOG  No.030
THEバスコレクション 日野ブルーリボンHU/HT5台セット
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  最終更新 2009/03/26(新規)




旧来からの短尺仕様から標準尺(WB5200mm)となってリニューアルされた製品です。方向幕の形状や箱書きを見ると、U-規制車(U-HT2MMAA)とあり、時期的には旧来製品とほぼ同世代の仕様をプロトタイプとしたようです。ライト・バンパー・クーラーの表現が若干シャープになった事、・リアウインドHゴム表現が窓側になった他、各ドアもはめ込み窓化されて今の製品と遜色ない仕様になっています。

以下毎度恒例?簡易レポです。

関連ページ バスコレパーツ構成一覧表



■製品画像


品番N011:東武バス
(3ドア・柿種テール)
3ドアが特徴的な東武バス製品です。 ボディーの基本的な造形態は名古屋市交通局と共通ですが、柿種テールであるところが異なります。側面方向幕の大きさが(縦に)小さい事業者には、この製品の窓パーツが重宝するかも知れません。

車番:9446 方向幕:尾01 上尾駅西口  成型色:アイボリー



品番N012:京王電鉄バス
(中引き戸・角テール)
ボディーパーツそのものは京浜急行バスと共通です。 その為、確か京王には無いはずのフォグランプのモールドがあります。 これは流用の都合で仕方のない事でしょう。

車番:307  方向幕:豊56 豊田駅北口  成型色:アイボリー



品番N013:京浜急行バス
(中引き戸・角テール)
ボディーは京王電鉄バスと共通ですがドア側窓配置が異なります。 中ドア後ろの部分は短尺と同寸法ですので、旧来製品の同じ部分を組み込む事も可能です。京浜急行バスの場合逆T窓仕様にしたい〜そんな方も多いかも知れませんね。
「ドア間窓さえ解決出来れば…」 中ドア後ろは旧来製品・運転席側は京阪バスのそれを使って…

車番:F3059  方向幕:久4 京急久里浜駅  成型色:銀



品番N014:名古屋市交通局
(3ドア・角テール)
東武製品とは前面/側面は共通ですが、テールが異なります。 特徴的な横3連テールの表現は外側の2つはモールドであるものの、内側の1つは印刷のみでの表現です。 従って素ボディー状態では通常の2連角型テールになっています。一見改造には不向きにも見られるタイプですが、例えば中引き戸で方向幕が前ドア直後にあるような事業者を作る際には、この製品の前〜中ドア間の窓を使用する事が出来ます。

車番:H-555  方向幕:(幹)名駅2 名古屋駅  成型色:アイボリー



品番N015:京阪バス
(後ろ引き戸・角テール・逆T窓)
前/後ろ引き戸に逆T窓の組み合わせです。 プラ成型色が3・4・12弾製品とは異なり、白成型である為かそれらの製品よりも鮮やかで、限定発売された京阪京都交通セットのMP218と同じような印象です。改造種車としてみると白の方が少し有利かな?

車番:A-3694  方向幕:22A 京阪六地蔵  成型色:白




■特徴など


何と言っても旧来製品とは尺が違う… こんな感じに長さが異なります。



前後作り分けの様子です。(上の画像はクリックすると拡大:別窓で開きます)

フロントは全て丸フォグ/丸4灯ヘッドライト仕様で、方向幕の角が切り落とされたU-規制車を踏襲、リアは東武のみが柿種テールでその他は角型の組み合わせで製品化されています。



旧来製品との前面比較です。
方向幕周りの形状はほぼ同じ、ヘッドライト・ウインカー・バンパー等のモールドがよりシャープになった印象です。 旧来製品は全て角フォグでしたが、今回は丸フォグになっています。

蓋を小さくして幕を・・・(ry



リアの比較です。
今回特に目立つ変更点は窓周囲のHゴムが窓パーツ側に表現された事でしょう。 個人的にはこの方が色入れが楽で助かります。

もう一点、各表現の位置関係〜以前から都営バスを塗る際、側面の塗り分け位置を合わせると後面のモールドと合わず、辻褄を合わせるのに四苦八苦していた部分です。 実車の各所寸法と比較してみたところ、旧来製品はツーステップ車として見ると各表現が全体的に下方気味ではないかと感じていた部分で、それが改善されているか気になっておりました。
今回の製品では、ほんの僅かですが各表現が上気味になっており、少しだけ良い方向になったようにも見えますが、ではこれで十分かと言えばまだ微妙なところです。
バスコレ製品の性格を考えればこれで十分?
しかし、マスキングしてみるとこの微妙な差が案外気になってしまうのもまた事実なのです。
「バスコレにそこまで求めるのも酷かな??」 
今後機会があれば興味の対象としてもう少し調査/観察してみたい部分です。



部品構成はこんな感じです。
窓は旧来製品と同様の押さえ方を踏襲しています。
シャシー/内装は恐らく58MC/96MCワンステップ製品のパーツ流用で、内装パーツは中扉用と後ろ扉用の2種が使われております。 3ドア車も新規ではなく流用部品ですが、何故か東武/名古屋で使っているパーツが異なり、私の手持ちのセットでは東武には後ろ扉用、名古屋には中扉用のパーツが使用されておりました。 why???



屋根上パーツ=クーラーは車体一体成型、ファンカバー(今回は丸型のみ)は別パーツで表現されています。 クーラーのモールドも旧来製品より若干シャープになった印象を受けます。


「どうせ作り直すのであれば…」
もう一歩踏み込んで、P-規制車であったなら… 前面窓下の蓋を小さく、方向幕も角が張っているタイプなら完敗必至、沢山お布施させて頂いたのに… 個人的にはちょびっと惜しい感も^^
まぁしかし、尺違いのボディーが製品化された事で、これを種に作れそうな事業者も増えた事でしょうし、「3ドアが欲しかった」なんて方もいらっしゃる事でしょう。 一先ずこれで満足としておきましょ^^

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