BLOG-BILOG  No.024
<THE バスコレクション 川中島バス5台セット>
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  発売日:2008年4月5日<川中島バス・バス祭り2008会場(本社営業所)> 品番:K039〜K043


行って来ました長野〜 「まつもとぉーー」「まつもとぉーー」は健在なようですね(何?
今回は何が当るか「ドキドキワクワク?」 元都営のエアロスターMやら普段乗らない58MC、キュービックに元横浜市のエアロスターKなどなど、会場へ向かうシャトルバスから楽しませて頂きました。当ったバスは元サンデン?の高出力型キュービック、個人的にはまぁ当りと言って良いでしょう。

今回は整理券方式での発売、当初告知されていた15分間隔を良い方向に全く無視したシャトルバスの高頻度運転、元都営バスをはじめとした多種多様の譲渡車や古参車〜新車までの展示、立ち入り禁止区域への撮影ツアーまで敢行され、その他職員様の粋な計らいも手伝ってとても良いイベントでした。もちろん、こんな機会でもないとなかなか揃わない同好の友やご当地&遠方の友との談義会もあり、久しぶりに充実した一日を過ごす事が出来ました。先ずは関係者並びに川中島バス職員様に御礼申し上げます。

さて、この川中島バス5台セットは基本的に従来品を踏襲しており、目立った新規パーツ等は余りありませんが、塗装の落ちるブルの前/後扉仕様やクリーム成型&臨港バスと同じ窓のキュービック、プラグドア&後面通常窓仕様のセレガRと、工作を趣とする者にも楽しめるセットになっているようです。

*デジカメの癖か照明の影響か、当方のPC環境では赤色が朱色に見えます。
朱色に見える環境の皆様、実際はもっと紅と言いましょうか普通の赤寄りです。




品番K039 BXD30(中折り戸/2灯ライト仕様)
先ずはボンネットバスことBXD30です。
妙高高原地区で活躍していた車両をプロトタイプとしたそうで、通常品でも多数使用されている中扉仕様に2灯初期型前面仕様となっています。 ボディーは白成型、ボンネット部分のパーツは緑色成型樹脂です。 ドア部分の印刷表現はご愛嬌ですが、卒無く仕上がっているようです。

方向幕は田口駅(駅は旧字)、車番はナンバープレートで「直2 あ3587」となっています。



品番K040 BD34(中折り戸仕様/前面左右分割窓タイプ)
前面分割窓に中折り戸仕様〜通常品で言う所の国鉄バスのボディーに、ロングシート仕様の内装パーツが使用されています。 模型としての仕上がりは毎度おなじみBD34クオリティー、よくまぁここまで印刷して来ると感心するほどなかなかの出来栄えですね。 エンブレムと毛筆書体?方向幕が泣かせます。
欲を言えば方向幕の印刷はあえてずらしてあると良い味が出るのですけどねぇ…なーんて^^

方向幕は「上田」、車番はナンバープレートで「長2 あ・560」となっています。



品番K041 MP117〜ブルボディー(前/後引き戸仕様) 
個人的に川中島バスと言えばこの塗装。 〜と言っても特に印象に残っているのはエアロスターKの方ですが、無論ブルも大好きな形ですし、歴代製品の中で満足に塗装剥離出来る後ろ扉仕様のブルは初めてとあってこれは嬉しいラインナップです。

川中島バスには京阪宇治交通等からの譲渡車MP118も在籍しておりましたが、箱書きにあえてMP117とある事やナンバープレートから察すると、昭和53年式/MP117M=元京阪バスの譲渡車をプロトタイプとしたようです。 参考までに、実車と製品の目立つ相違点としては〜
・前ドアの窓は上下2分割(実車は通しガラスではない)
・ドア側前から5番目と6番目の間の柱が太くなっていて、これに伴い5番目の窓が細くなっている。
・運転席側は4番目と5番目の間の柱が太く、5番目の窓が細くなっている。
・冷房装置が屋根上に出っ張っていない(恐らくビルトイン若しくはサブエンジン仕様の冷房車)
・前面方向幕は幅が小さい普通の小型幕タイプ。
・車体裾は一直線
〜等々挙げられます。
まぁ元々MP118製品ですし、この手の製品に煩い事言うのも野暮ってものでしょう。また、この該当番号車は後年アルピコカラーにも塗り替えられて活躍していました。

車番は「長野22 あ1537」 方向幕は「長野駅 善光寺 宇木」 銀色樹脂成型となっています。



品番K042 キュービック(P-規制車/中引き戸仕様) 
屋根上の通風機/中ドア後ろの車掌窓の特徴から元都営バス譲渡車をプロトタイプとしているようで、該当車番「42017」号車は昭和59年度投入車(N代車)であるようです。川中島バスでは61年度(R代)車も購入していたようですので、ボディーはそのままに、窓ガラスだけ小改造してバリーエーションを楽しむのも面白いかも知れません。

ボディーをそのままとして元R代車とする場合の加工点としては〜
・側面方向幕の位置を前ドア直後に変更
・中ドア後ろ車掌台部分の印刷を落として元々のモールドに色を入れる(通常の4枚続きのサッシへ)
〜で、ほぼOKではないかと思います。

実車との相違点を〜と話し出すと今よく製作する都営絡み=なまじ知識があるだけに、いろいろと突っ込み所はあるのですが、(これは後でちょっとだけ突っ込ませて頂くとして…)、臨港バスと同じドア側窓ガラスパーツやクリーム色成型のボディーも手伝って、個人的には種車としても嬉しい製品です。

車番は「42017」 方向幕は「善光寺・若団(若槻営業所)」となっています。



品番K043 セレガR(FD/後面窓通常仕様)
アルピコカラーが良く似合うセレガー〜車番「40461」=平成16年式、KL-RU1FSEAをプロトタイプとしているようです。 バス祭り会場に展示してあったセレガRが、この製品の該当車番であった事に気付かれていた方っ、お目が高い!(w

製品としては何気に「セレガR+FD+プラグドア+後面窓通常仕様」仕様のボディーは初の組み合わせになっているところがポイントでしょう。側面窓ガラスはほぼ黒の成型品で、一枚窓仕様のパーツに印刷で逆T窓を表現しています。
模型的解釈として「Highland Express」ロゴのシャドウに銀色を採用している表現手法はとても参考になりました。 案外違和感も無く、自作デカールを作る際には真似しようかと画策を…

車番は「40461」 方向幕(LED)は「高速 長野・善光寺」となっております。



いやいや、この手の製品にあまり煩く言うつもりはないのですが、ちょっとだけ突っ込ませてーー^^;

車掌窓の表現は印刷で、当初期待していた新規パーツではない事、クリーム色がちょいとばかり濃い気がする=所謂トミークオリティー?、後マーカーの有無などはまぁどうでも良い部類でしょう。
個人的にどうしても気になったのは、通風機の位置。 過去にも全く実車とは異なる製品は沢山ありますが、今回は角型4個乗せて上手く表現しようと言う意図がよく判るだけに、この位置は少々勿体無いなぁと思った次第です。 これ、恐らく都営通常品(グリーンライナー)用に屋根裏に用意したボス位置にそのまま乗せてしまった形態(要するに通常品からクーラーを抜いただけ)ではないかと思うのですが、ビルトインタイプはもう少しバランスよく配置されているのです。 具体的には同年代車で自身が撮影した上手い具合の画像が無いので興味ある方は調べて頂くとして、これは本当に惜しいです。 ん”ーーー

クリームの色については公式サイト様(公式記録)http://www.alpico.co.jp/kbc/news/2008/index.html
<引用>「現在残るクリーム色の車両より多少濃いクリーム色が特徴。」</引用終わり>
〜とありますのでこれで正解なようです。失礼^^;


今回も臨港バスセットで改良されたブリスター形態を踏襲しています。過去の取り出し難いブリスターに比べると本当にGJです。この形態にしたのなら、紙箱側の透明フィルムは無くても良いのではないかな?&そうすれば微々たる金額でもコストダウンになるかも〜なんて、元購買部としてちょっとだけ思ったり、、



今回はなかなか面白い内容のステッカーですねぇ。
ペンギンジ?やらアルピコ仕様自販機、merryX'masやら謹賀新年LEDなど、遊び心が何ともgood。
付属のステッカーを真面目に使おうと思ったのは初めてかも。 先ずは自販機かな(w



例によってパッケージ表裏。 今回も開封痕はありませんでした。



川中島バス製品は現状限定モノばかりですが、今後は通常品にも入れて欲しいですね。
特にエアロスターK製品化の暁には是非是非〜〜と呪文を唱えておきましょ。 あ…かなちゅうもね(はぁと

これにオバQこと芋虫色が揃うと塗装としてはコンプリートになるのでしょうか??



関連ページ : バスコレパーツ構成一覧表

あらま、、ずっコケてる…


「まつもとぉーー」 お土産”駄”画像〜期待禁物 (別窓で開きます)
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