都営バス 日野大型スケルトン車の形態(blog-TRM 2006/11/06補足ページ) blog-TRMへ

都営バス日野大型スケルトン車で、投入代による主に外見上の違いを簡単にまとめてみました。
〜とは言っても、今のところ画像が皆無である事、一部は求める部分の画像や写真が探し切れず、不明な点も多くある為、
予備知識が無いと全く役に立たないかも知れません。 不明な部分の補完や記載間違いなどご教示/ご指摘頂けると大変嬉しく思います。
未だ多数曖昧な部分がある為、加工に入る前に各種資料などで裏を取ってから作業して下さい。

・観光型/特定車/中型ロング/中型/J-BUSは省いております。
・ラッピングも省いています
・1/150模型工作に余り関係のないであろうミラーの形状違いは省いています。

イラスト入りお勧めWEB MaMMaの"気のまんま様"


■ 2ステップ車〜らくらくステップ車

形式 用途
仕様
主な特徴と前代との外見上の変更点 該当車番
M後 P-RT223AA 一般車 ・日野スケルトン車体採用(M代前期まではRE101WRを採用)
・前面方向幕周囲は鋼板仕上げ(方向幕横にマーカーを設置)
・中扉は引き戸を採用(窓の角部に丸みがある)
・側面方向幕の位置は中扉戸袋窓直前
・後部形状は上部の傾斜が強く角張っている
・ブレーキランプ/ウインカーはバス協テール(所謂柿の種型)
・後部に丸型のバックランプが1個付き、車体に丸い反射板が2個付く
(第2期)M278〜299
N前 P-RT223AA 一般車 ・従前のまま? (第1期)N378〜391
N後 P-RT223AA 一般車 ・前面方向幕周囲表面ガラス仕上げに変更、これに伴いマーカーを屋根上に設置 (第2期)N401〜428/431〜437
P前 P-RT223AA 一般車 ・側面最後部の窓が横引き違いから通常の上下ラッチ窓へ変更
・中ドア直後の車掌用引き違い窓を廃止
・側面方向幕の位置が前扉直後となる
(第1期)P515〜528
P後 P-HT233BA 一般車 ・HT23系を導入(都営ではRE/RCと同じエンジンを積んだHT22系は導入なし)
・後面のデザイン一新、丸みを帯びた現行と同様のデザインとなる
・その他エンジンルーバーが運転席側側面へ(灯油缶のような形状になる)
・側面窓高さ方向の大きさは従前RT同様に小さい
(第2期)P565〜585
R前 P-HT233BA 一般車 ・画像が見当たらない為判別出来ず不明
 川中島バスへ譲渡後の車両を見ると特に変更点は見当たらず
(第1期)R635〜641/650〜663
R後 P-HT233BA 一般車 ・側面窓上方向に大型化
・後面ボディーにあった反射板(形状は丸のまま)をバンパー内へ移動
・側面黒いモールが無くなる
・クーラー形状の変更(バスコレHTモデルと同様の形に)
(第3期)R720〜737
S前 P-HT233BA 一般車 ・中ドア窓の角部丸みが無くなる
・ドアガラスへの自動扉文字表記と前面のワンマン札を省略
(第1期)S121〜127
S後 P-HU233BA 都市新 ・ブレーキ/ウインカーリアランプが角型になる
・後面下部にブレーキ/後退灯一体の角型補助灯を設置
・リアバンパー内の反射板が正方形(角型)になる
・中扉4枚折り戸を採用
・前扉はグライドスライド式を採用(以降都市新バス全てに採用??)
 外見では通常の折り戸より窓下辺が高い事や下部支点金具が目立ちます
・201〜207は後のお台場快速用
=以下3項目を以降都市新バス仕様3点セットとします=
・側面窓逆T仕様、運転席側非等間隔サッシ(以降都市新バス全てに採用)
・クーラーに外気導入タイプを採用
・前面に行灯を装備、これに伴い牽引フックがバンパー内へ移動している。
 (→以降行灯装備車共通)
(第2期)S200〜233
T P-HT233BA 一般車 ・一般車も中扉4枚折り戸や角型リアランプ、補助灯、リア正方形反射板を採用 (第1期)T350〜362
P-HT233BA改 LPG併用 ・一般車と比べた外見的な違いは特になし? (第1期)T363
V P-HT233BA 一般車 ・前扉〜前輪のパネル分割位置が前扉寄りに若干変化。
(V552のみ後に前面形状がY代後期以降と同様のタイプへ換装;事故復旧?)
(第1期)V534〜540/550〜556
P-HT233BA 一般車
機械式AT
・運転席側クーラーコンデンサルーバー次位パネルにもう一つルーバーが備わる
 ただし形状はHIMR車のものとはまた異なる形をしています。
 逆凸型とでも言いましょうか…
(第2期)V594・595
P-HU233BA 都市新 ・都市新バス仕様3点セット
 クーラー外気導入用の蓋はS代車のものとは若干形状が異なる(以降同様)
・前扉S代と同様のグライドスライド式
(第1期)V234
(第2期)V600〜633
W前 P-HT233BA改 LPG併用 ・塗装パターンが全く異なるLPG試験車で、ボディー他仕様はV代一般車同様 (メーカー貸し出し?)W100
U-HT2MLAA 一般車 ・U規制車導入
・前面方向幕周囲の形状変更(角部を斜めに切り落としたような形態に)
・運転席窓の角部に丸みが付く
・運転席窓直上の鋼板処理を変更
(凸凹が増える)
・側面方向幕下の窓が開閉可能になる(固定窓>横引き違い開閉式)
(第1期)W760〜767/769〜778
U-HU2MLAA 都市新 ・都市新バス仕様3点セット
・前扉はグライドスライド式?
 外見上(特に1/150では)V代以前のものより通常折り戸と外見の差異が少なく
 なった気がする為、以降の都市新バス仕様では記載しない事とします
・その他仕様は一般車に準じる
(第1期)W768
W後 U-HT2MLAA 一般車 ・後面エンジンフードに蓋が付く (第2期)W178〜198
X U-HT2MLAA 一般車 ・屋根上角型送風機の位置変更、後ろ2つを後方へ移動
・後輪ホイールアーチ直前に側灯が備わる
(第1期)X300〜306
(第2期)X482〜515
U-HT2MLAA 一般車
機械式AT
・運転席側クーラーコンデンサルーバー次位パネルにもう一つルーバーが備わる
 ただし形状はHIMR車のものとはまた異なる形をしています。
 逆凸型とでも言いましょうか…
(第1期)X307〜313
U-HU2MLAA 都市新 ・都市新バス仕様3点セット
・その他仕様は一般車と同様
(第3期)X601〜630
U-HT2MLA改 一般車
試作HIMR
・運転席側クーラーコンデンサルーバー次位パネルにもう一つルーバーが備わる
・前面に行灯が備わる(当初はハイブリッドバス>後に低公害バスへ変更)
(第2期)X516
Y前 U-HT2MLAA 一般車 ・X代と同様〜特に変更なし (第1期)Y669〜687
Y中 U-HT2MLAA 一般車 ・前バンパー内にあるフォグランプが角型になる
・前面蓋はこれまで同様小さい形状を踏襲している
(第2期)Y737〜748/750〜755
U-HU2MLA改 都市新
HIMR
・運転席側クーラーコンデンサルーバー次位パネルにもう一つルーバーが備わる
 〜ただしX代試作車とは形状が異なり上下2分割タイプ。
・都市新バス仕様3点セット
(第3期)Y780〜790
Y後 U-HT2MLAA 一般車 ・前面蓋の形状が大きくなる (第3期)Y110〜129
Z U-HT2MLAA 一般車 ・Y代後期と同様〜特に変更なし? (第1期)Z234〜241/243〜248
(第2期)Z305・306
U-HT2MLAA 一般車
青梅
・中扉に引き戸を採用(青梅仕様のみ)
・側面方向幕の位置が中扉直後となる(青梅仕様のみ)
・その他仕様は一般車と同様
(第2期)Z300〜304
U-HU2MLAA 都市新 ・都市新バス仕様3点セット
・その他仕様は一般車と同様
(第2期)Z348
U-HT2MLA改 一般車
HIMR
・運転席側クーラーコンデンサ次位パネルのルーバー形状は不明
・その他仕様は一般車と同様
(第2期)Z320〜331
A U-HT2MLAA 一般車 ・屋根上通風機をこれまでの角型4基から丸型2基へ変更 (第1期)A439〜441/445〜448
U-HT2MLAA 一般車
青梅
・中扉に引き戸を採用(青梅仕様のみ)
・側面方向幕の位置はZ代青梅仕様同様中扉直後
・後部乗降中表示機を後方から見て向かって右側に変更(青梅仕様のみ)
(第2期)A524〜530
U-HT2MLA改 一般車
HIMR
・運転席側のクーラー次位パネルにルーバーが備わるが、それまでの形態とは
 異なりヨロイ状のスリット型になり、その横に蓋が備わる
 さらに次位のパネルより、下辺が後方に向かって僅かに切り上がっている。
・前面に行灯が備わる
・その他仕様は一般車と同様
(第3期)A451〜472
B KC-HT2MLCA 一般車 ・KC規制車導入
・屋根上通風機をA代丸型2基から前頭部角型+後部丸型各1基へ変更
・ライトを角型へ変更
・前頭部屋根上にあったマーカーを廃止
(第1期)B591〜597
(第2期)B713〜722
KC-RU1JLCH 一般車
HIMR2
・エンジンルーバーが運転席側からドア側(形状も3段ルーバータイプ)に変更
・エンジン吸気ルーバー(窓後ろの黒いルーバー)は逆に運転席側へ変更
・運転席側のクーラーコンデンサ次位パネルのルーバーはA代HIMR車同様
・後部ナンバープレートを後方から見て向かって右側に変更
・後部補助ランプの位置がこれまでより若干高い位置に設置され、
 これに伴って乗降中表示機の位置が若干車体中央寄りに移動している
・前面に行灯が備わる  その他仕様は一般車と同様
(第1期)B650〜654
KC-HU2MLCA 一般車
らくらく
・運転席側クーラーコンデンサルーバーが縦方向に小さくなり、さらに元々の
 パネル次位にも同様のルーバーが備わる
・運転席下のパネル下辺位置がバンパー下辺と揃う
・タイヤハウスが小さくなる  その他仕様は一般車と同様
・B657の1台のみ方向幕に液晶表示を試験採用>後に一般幕へ取替え
・車体裾ベージュ塗り分けが位置が僅かに下がる
(第1期)B655〜661
C KC-HT2MLCA 一般車 ・B代一般車と同様
・板バネサス車の最終代?
(第1期)C772〜783
KC-RU1JLCH 一般車
HIMR2
・B代HIMR2車と同様 (第2期)C218〜221
KC-HU2MLCA 一般車
らくらく
・クーラーコンデンサルーバーを運転席側からドア側へ変更
 これに伴い給油口は運転席側になる
(第2期)C185〜199
D KC-RU1JLCH 一般車
HIMR2
・側面方向幕下の窓が再び固定化される
・その他仕様はB〜C代HIMR2車と同様
(第1期)D265〜272
KC-HU2MLCA 一般車
らくらく
・側面方向幕下の窓が再び固定化される
・その他仕様はC代らくらくステップ車と同様
(第2期)D307〜321/343〜348
KC-HU2MLCA 都市新
らくらく
・側面方向幕下の窓が再び固定化される
・都市新バス仕様3点セット
・その他仕様はC代らくらくステップ車と同様
(第2期)D332〜341
E KC-RU1JLCH 一般車
HIMR2
・側面方向幕部分の窓が1枚固定となる(方向幕部分と下部窓の境が無くなる)
・屋根上クーラーエバポレータが無くなり非常にシンプルな形態となる
・これまでのHIMR車に付いていた行灯(低公害バス表記)が採用されていない
・その他B〜D代HIMR2車と同様
(第1期)E365〜368
KC-HU2MLCA 都市新
らくらく
・側面方向幕部分の窓が1枚固定となる(方向幕部分と下部窓の境が無くなる)
・逆T窓を採用
・屋根上クーラーエバポレータが無くなる
・都市新仕様にも関わらず前面行灯が採用されていない
・その他仕様はC〜D代らくらくステップ車と同様
(第2期)E430〜439

■ 超低床〜ノンステップ車

W HU2ML改 試作
超低床
3ドア
3ドアの採用、側面窓位置を低く設定、前面セーフティーウインドの採用他、
角型ライトやタイヤハウスも小さいなど一般車とはかなり差異があります。
エンジンルーバーがドア側(3段ルーバー形状)、運転席側に細い開口部がある
逆T窓も運転席側は通常の都市新仕様とは異なる等間隔サッシを採用
前面に行灯?を設置(都市型超低床バス)
屋根上通風機は後部の2つが離れた配置(一般車で言うX代以降と同様)
クーラーは一般車と同じ形態
前バンパー内のフォグランプは丸型
(第3期)W293・294
X HU2ML改 超低床
リフト
3ドアの採用を止め、中扉をリフト付きとした2ドア仕様へ変更
エンジンルーバードア側の形状が僅かに変更される
クーラーをコンデンサ/エバポレータ一体型に変更し、屋根上前頭部に搭載
これに伴い車体側面のコンデンサルーバーが無くなり、給油口が運転席側へ
屋根上通風機はクーラー後ろに角型3機
前面に行灯?を設置(リフト付超低床バス)
(第3期)X593・594
Y HU2ML改 超低床
リフト
前バンパー内フォグランプを角型に変更
前面蓋の形状が大きくなる
その他はX代超低床リフト車とほぼ同様
後面乗降中表示機を車いす表示の出来る大型のものに変更
(第3期)Y794
Z HU2ML改 超低床
リフト
都市新
Y代超低床リフト車とほぼ同様
Z371はみんくるバス
都市新バスではありますが、行灯はリフト付き超低床車表記
(第2期)Z371〜373
A HU2ML改 超低床
リフト
屋根上通風機が後部丸型1機に変更される
その他仕様はY〜Zと超低床リフト車ほぼ同様
(第3期)A585・586
B KC-HU2MLCS 超低床
リフト
通風機が前頭部角型、後部丸型各1基に変更
これに伴い、クーラー位置を若干後ろへずらし、前後の向きも逆に変更
前頭部屋根上にあったマーカーを廃止
(第2期)B570〜573
D HU2PM 試作
ノンステ
ボディー断面形状をほぼワンステップ車を基本としてノンステップ化
ただし長さは通常の短尺車に比べホイールベースで31cm全長で24cm長い
クーラーは一体型のデンソー製を装備、通風機は前頭部角型、後部丸型各1機
前/中扉はグライドスライド式を採用
(第1期)D203〜208
E KC-HU2PMCE ノンステ 側面後部に黒いパッド状のものが付く
中扉を引き戸に変更
後部補助灯を、これまでのブレーキランプと後退灯とのコンビネーションタイプを
止めブレーキランプのみとなる。 後退灯はバンパー内に反射板と共に収まる
(第2期)E402〜405
F KC-HU2PMCE ノンステ 基本的な仕様はE代ノンステップを踏襲
運転席上など一部がブラックアウト化されている
F450はみんくるバス
(第1期)F450〜462
KC-HU2PMCE改 ノンステ
CNG
屋根上にCNGタンクケースが搭載され、配管が後部まで伸びている
クーラー位置を若干後退させている。
(第2期)F463

G代以降現在まで、日野純正大型車(J-BUS除く)は導入されておりません。

投入代 M N P R S T V W X Y Z A B C D E F
投入年度 S58
1983
S59
1984
S60
1985
S61
1986
S62
1987
S63
1988
H元
1989
H2
1990
H3
1991
H4
1992
H5
1993
H6
1994
H7
1995
H8
1996
H9
1997
H10
1998
H11
1999



■参考web文献等

このページの作成に、多くのweb〜blogを参考にさせて頂きました。
管理人の皆様に心より御礼申し上げます。

主な参考webサイト様
都営バス資料館様(形式・車番データ等)
やまひろ交通局様(画像等)
北天幻龍のほーむぺーじ都営バス分駐所様(画像等)   他多くの同好サイト様

画像提供
イーチコ(目黒新橋)様、ミニエコー様、HTVon様、品川様、ろんぐしーと様、TH様 他連名にて失礼致します。
また、投稿後にご教示頂いた情報を含めかなりの箇所を修正いたしました。
コメント非公開の情報提供者様におかれましては、ここにお名前(HN)を記載しておりません。


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