■blog-TRM 2006/01/28補足  都営MP218Kの加工

ここではボディーのみ(中4枚折り戸車)を、窓はこれから考えます(^^;


ご存知の通り4弾MP218は標準尺(WB=5.3m)がプロトタイプですが、これをMP218K(WB=4.8m)にしてみました。
今回は都営バスとして組む為、中4枚折り戸車:ベースは北海道中央(ボディー的には京王・名古屋市も同じ)を選択しています。
実車とモデルを観察すると、側面は前ドア〜中ドア間の短縮、屋根はクーラー後ろを短縮するとOKなようです。



=以下加工中画像など=

先ずは切り継ぎ位置を決定します。 モデルをよく見ると、特に公式側の屋根部分が側面の残したい部分とクーラー位置の関係で、
真っ直ぐ単純に切り継ぐ事が出来ず、L型形状にして切り継ぐ必要があるようです。
側面は真っ直ぐ切っても良いのですが、パネル分割位置の関係で今回こちらもL字型にして切り継いでいます。

クーラー後ろの切り取り位置をクーラー直後とせず余裕を持たせているのは、仕上げの際の”しろ”を取ってある為です。
管理人にはこの位置がベストですが、クーラー直後で切り継いで仕上げの手間を省く方法もあります。 各人工夫を。

注:上の画像の線は大体の位置です。 実際には現物合わせで正確な位置出しを行って下さい。
   また、中引き戸車もほぼ同様工法、後ろドア車はもっと簡単に切り継ぎ出来そうです。


*非公式側側面の緑線は、もう一台種車が用意出来て拘りたい場合の線です>後述参照

車体を切り出して寸法出しを終えた画像です。 管理人ちょっと勘違いしてまして、非公式側の屋根部分もL型状に組んでしまいました。
無駄な手間…こちら側は側面とは関係ないので本当は真っ直ぐ切り継げます(^^;

少々複雑な形での切り継ぎになりますが、歪み/曲がり/反り/両側面での寸法狂い/雨トイや窓枠の乱れが出ないように慎重に作業を。

寸法出しの確認は、同ホイールベースであるHT/HUモデルと比較しながら作業しました。
シャシーもHT/HU用が使えそうです。

切り継ぎを終え、K尺化(短尺化)出来ました。 赤線での加工はこれで完了です。

*さて、拘りたい方はもう一点加工が必要なようです。
これは非公式側のルーバー位置と側面パネルの構成を正しくする加工で、別の車体からAの部分(給油口モールドは埋める)を切り取り、
短縮した車両の後輪直前にはめ込みます。 (Aの部分は加工の仕方によっては下のような切り取り方でもOKでしょう)

そして出来たのがこれ(今回の車両は諸事情から切り継ぎ位置がAとは合っていません)、リアホイール直前の車側灯なしの形態です。
車側灯がある車両の場合、さらにルーバーの形状変更などの加工が必要、1/150のバスでそこまで必要かは??ですが…

今のところ車番を決めていないのでこの状態で加工を終了しています。 窓もこれから考えますが…何気に一番厄介かも??




車側灯がある車両の例(都営B-A423)

車側灯のない車両の例(都営H-N496)  左の車両は付いてますね(車番不明)

W代〜X代辺りが付く付かないの境目かも??
都営バスの場合、非公式側車側灯なしの車両は公式側も無いようです。 モールド削除を忘れずに…
また、この画像のN代のように、少し前の世代はテールライトの形状やリアバンパー内の灯具類、エンジンルーバーもバスコレ製品と
違う場合があるようです。


最後に、ここでは違いや工法を色々書いておりますが、何処まで拘るか〜どうやって作るかは工作する人の自由です。
〜(何々)〜じゃなければならない ではありませんので自由に楽しく工作しましょう。


関連ページ:都営バス駄画像倉庫  上掲実車画像の大きいもの等あります。


blog-TRMへ

Copyright(C) 2006MrT(hiro,T) All rights reserved