*6 ●取っ手と手掛け |
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ここでは左の画像のように取っ手と手掛けを定義しています。
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余談〜〜 よく見ると、取っ手には向きの違い、ドアには半自動告知プレート(あっても塗り潰し)の有無があるようです。
また、ドア自体の当てゴムも白黒混在、やる気の無さが(略
まぁ…何れも模型的にはあまり関係ないと踏んで、詳しくは調べていません。
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*7 ●モハ103-3004に残る、側面ルーバー (除く3500番台) |
元モハ72系970番台を種車とする車輌計10両(モハ/サハ)は、殆どが側面のルーバーを全て撤去していますが、
モハ103-3004の一両のみ何故か残されています。
タイトル画像から拡大
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●ハエ54編成の両先頭車のみ残る、リンクなしワイパー |
ハエ54編成の両先頭車(クモハ102-3004/クハ103-3004)のみ、前面窓中央のワイパーが他車と違い、リンクの無い
直結タイプになっています。(運転席部分はリンク付き)
ハエ54編成以外の先頭車は、全てのワイパーがリンク付きの物になっており、ワイパーアームがどの角度になっても、
常にブレードを直立させて拭き取り面積を大きくしていますが、ハエ54編成両先頭車の窓中央部分のみ改善が施されず、
単純な扇形にしか拭き取れない直結型が残されています。
2本共リンク付きワイパー(クモハ・クハ3001/3002/3003/3005) |
中央窓がリンクなしワイパー(クモハ・クハ3004) |
クハ103-3002 |
クハ103-3004 (クモハはタイトル画像参照) |
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*8 ●Hゴムと側面方向幕 |
表中略号の定義
前窓=前面窓 前幕=前面運行幕と方向幕 客扉=客扉窓 戸袋=戸袋窓 側幕=側面方向幕
白=オリジナルに多いHゴム(実際模型に塗る際には灰色) 黒=後年取り替えられる場合に多い黒色Hゴム
金=押さえ金具により表/裏から保持されているタイプ
(表にも金具が見えている)
挟=押さえ金具により裏から保持されている物
(表側は金具が見えない=201系等と同様の方式)
イレギュラーで一箇所だけ違う〜などは調査していません。 もしかしたらそんな部分もあるかも??
3000番台では、側面方向幕は先頭車のみに設置されており、モハ・サハには設置されていません。
(模型的には、モハ・サハの方向幕を埋めると良いでしょう)
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*10●妻面窓閉そく改造 |
3000番台(3500番台)は全車妻面の窓が塞がれています。 (下記の仕様解説は3000番台のみ確認)
元Hゴム支持窓の様子
(貫通路戸袋窓) |
窓と同じ形状の鋼板をはめ込む方式によって塞がれているのが判ります。
鋼板外周部には溶接跡(パテ?)が残っています。
はめ込み>溶接?により塞がれている為か、埋め込まれた鋼板が妻面ボディーに対して
"出っ張っる"と言う事は無いようです。 (模型的にはスジ彫りがベターか??)
転落防止幌が恨めしい… |
元サッシ窓部分の様子 |
この部分は、横方向の幅が幌枠から雨トイまででほぼピッタリになるように鋼板を貼り付けており、
その結果、鋼板の横方向の大きさが元サッシと同じではないようです。
画像では上手く写っていませんが、塞ぎ板の大きさは、縦方向長さ=元サッシとほぼ同じ、
横方向=先に書いた様に幌枠から雨トイ脇までほぼ目一杯です。(雨トイ脇1.5cm位開きあり)
上下横方向板縁にはリベットも併用されています。 |
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*11●ドアコック |
3000番台は全車103系初期車と同じカバーなしタイプ
3500番台は…(言わずと知れた?)FRPカバー付きタイプ 比較画像
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*12●台枠の違いによる裾長さの比較 |
3000番台は、旧型国電時代の厚い台枠を流用している事から、通常の103系と比べ、裾の長さが長くなっています。
ではどの位長いのか… まずはこちらをご覧下さい。 (画像はほぼ同じ停止位置で撮影)
ドアステップ下辺から車体裾までの長さ(実測):A=約13cm A’=約17cm であること、BとB’の長さの違いを観察すると、
レールからの床面高さが台枠分高い…ではなく、床面高さはほぼ同じ=車高はほぼそのままに裾が長い事が推測されます。
〜と言う事は、模型では単純にボディーの裾を若干足してやれば表現出来そうです。
A’−A=約4cm÷150=0.2666…≒0.25cm まぁ面倒ですが…(^^;
また画像にもあるように、3000番台のドアステップは全車ボディーと同色、3500番台はステンレス地肌です。
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●先頭部の表記と3500番台の乗務員扉 |
3000番台先頭部表記 中間車定員は144
3500番台乗務員扉下部のステップ (3000番台には全車付いていない) |