急行形電車 屋根上ベンチレター配置(模型用資料)

Blog-TRM
■急行形電車を屋根から分類してみると…

ベンチレターの別体化加工を施す時など、便利かな?…と思い、作成してみました。

この資料は元々KATO製品のベタ付け通風機を別体パーツに置き換える為に作成した関係で、基準になる屋根寸法(全長)はKATO製品を参考にしています。(先頭車は123mm、中間車は129mmを基準) 従って、TOMIXやその他メーカの製品をベースに工作する場合、僅かですがKATO製品と全長が異なりますので、その分を加味したバランス良い寸法にアレンジして下さい。

位置の寸法については、鉄道誌や実車資料などから計算した数値を参考にしておりますが、どういう訳か図面によって違う数値が書き込まれているものもある為、実際の模型の屋根全長や窓割り、模型誌で紹介されている寸法や実車写真なども参考に、アベレージで算出した部分もあります。 また、図は縦横の比率が合っていませんのでご注意下さい。 正確に縮小したものではありませんので、図の見掛け上のイメージは全く当てになりません。

*非冷房車などでは中心線から左右に若干振られて配置されていますが、全て中心線より1.0mmです。

現在153/163/165/167/169/451/453/455/471/473/475/457系を扱っております。
155〜9の修学旅行用車関連は資料があれば…ですが、図が膨大になりそうで…(^^ゞ
その他改造種車などについても、出来る限り触れて行きたいと考えております。


=追記=
■旧サーバー同コンテンツhttp://one.freespace.jp/mrtrm/exp/jnr-exp-yane.htmlについて
本来であれば旧サーバーに残るものは削除するべきですが、サーバー側の事情により閲覧は出来るもののFTPでのアクセスが出来ず、更新も削除することも出来なくなってしまいました。 アカウントの削除も不可能とあってお手上げ状態です。 その為、現在このページと重複しており、今後訂正事項等があった場合、旧サーバーのページは情報が正しくない場合があります。

■形式簡易検索 (各形式〜番台のリンクをクリックすると該当する形態の項へジャンプします)

形式> タイプ 形式> タイプ 形式> タイプ
153系 クハ153(1〜80/501〜557) A-1/2 167系 クハ167(1〜22) A-1/2 455系 クハ455(1〜61) A-1/2
モハ153(1〜161) D-1/2 モハ167(1〜15) D-1/2 クハ455(62〜64) A-4
モハ152(1〜161) C-1/2 モハ166(1〜15) C-8/9 クハ455(65〜75) A-6
サロ152(0/100/200台) F-1/2 . クハ455(201) A-6
サロ153(0/200/900台) F-7/8 169系 クハ169(1〜24) A-5 クハ455(202/203) A-1/2
サハシ153(1〜30) G-1/2 クハ169(25〜27) A-6 クハ455(301〜306) A-1/2
サハ153(0/100/200台) D-1/2 モハ168(1〜25) C-4 クハ455(307〜320) A-5
. モハ168(26/27) C-5 クハ455(321〜324) A-4
163系 サロ163(1〜7) F-3 クモハ169(1〜25) B-6 クハ455(401) B-8
. クモハ169(26/27) B-7 クハ455(402〜405) B-4/5
165 クハ165(1〜155/208) A-1/2 サロ169(1〜19) F-3 クハ455(501〜505) D-4
クハ165(156〜190) A-5 サハシ169(1〜10) G-1/2 クハ455(601/606〜610) F-5
クハ165(191〜206) A-6 . クハ455(602〜605/611) F-6
クハ165(701) A-6 クハ165/9(901〜904) A-4 クハ455(701/702) D-5
クロ165(1/2) A-6' モハ164/8(901〜904) C-12/13 クロハ455(1) A-3
クハ164(1〜8) A-1/2 クモハ165/9(901〜904) B-4 モハ454(1〜11) E-1/2
モハ165(1〜17) D-1/2 . モハ454(12〜36) E-3/4
モハ165(18〜21) D-3 471系 モハ470(1〜11.13.15) E-1/2 モハ454(37〜42) E-5/6
モハ164(1〜70) C-1/2 クモハ471(1〜11.13.15) B-1/2 モハ454(43〜51) E-7
モハ164(71〜80) C-1'/2' . クモハ455(1〜36) B-1/2
モハ164(81〜84) C-5 473系. モハ472(1) E-1/2 クモハ455(37〜42) B-4
モハ164(801〜845) C-8/9 クモハ473(1) B-1/2 クモハ455(43〜51) B-6
モハ164(846〜848) C-10 . クモハ455(202/203) B-1/2
モハ164(849〜864) C-11 475系 モハ474(1〜40) E-1/2 サロ455(1〜41) F-3
モハ164(501〜514) C-6/7 モハ474(41〜48) E-3/4 サロ455(42〜45) F-4
モハ164(701) C-11'' モハ474(49〜51) E-5/6 サロ455(201〜210) F-1/2
モロ164(801〜803) C-11' モハ474(52/53) E-7 サハシ455(1〜26) G-3/4
モロ164(804) C-10' クモハ475(1〜48) B-1/2 サハ455(1〜8) D-3
クモハ165(1〜122) B-1/2/3 クモハ475(49〜51) B-4 クヤ455(1) A-2
クモハ165(123〜125) B-6 クモハ475(52/53) B-6 .
クモハ165(126〜141) B-7 . 457系 モハ456(1〜19) E-8
クモハ165(701) B-7 451系 クハ451(1〜40) A-1/2 クモハ457(1〜19) B-7
クモロ165(1〜3) B-7' モハ450(1〜12) E-1/2 .
クモロ165(4) B-6' クモハ451(1〜12) B-1/2 特殊 クヤ153 -
サロ165(1〜28) F-1/2 サロ451(1〜25) F-1/2 クヤ165 -
サロ165(29〜129) F-3 サロ451(26/119) F-3 .
サロ165(130〜134) F-4 サロ451(101〜118) F-1/2
サハシ165(1〜12) G-1/2 サハシ451(1〜16) G-1/2
サハシ165(51〜55) G-1/2 サハ451(1/2/101) D-1/2
サハ165(1〜11) D-3 .
サハ165(101) C-2' 453系 モハ452(1〜21) E-1/2
サハ165(102〜105) C-13 クモハ453(1〜21) B-1/2
サハ164(1/2) H-1/2 .
クハ165(試作冷房車) A-4
モハ164(試作冷房車) C-3
クモハ165(試作冷房車) B-4
A-1/2/3
■非冷房落成制御車 >AU13冷房改造
クハ153(1〜80/501〜557)
クハ165(1〜155/208)
クハ167(1〜22)
クハ451(1〜40)
クハ455(1〜61*301〜306)
クハ165改造車
クハ164(1〜8) クハ153改造車
クロハ455(1) クハ455改造車
クハ455(202/203) クハ451改造車
クヤ455(1) クハ455-203改造車
Type
A-1
Type
A-2
Type
A-3

TypeA-1=落成時オリジナル
非冷房落成時のオリジナルです。クハ153の一部とクハ164(1〜4)は非冷房のまま廃車になっています。

TypeA-2=冷房改造後(AU13/5基)
冷房改造後の形態。通風機の多くが干渉する為、客室部は2列配置に改められました。
クハ455-301〜306はこのグループのクハ165からの改造編入車です。

一部のクハ165(17/18/33/39/50?/93/95/102)8両は、試作冷房改造車としてAU12によって一足速く冷房化されました。
従って、この8両のみ冷房改造後はこの形態とは違います。(A-4を参照)

TypeA-3=クロハ455-1(電話アンテナ付き)
1989年に1両のみ改造されたクロハ455-1は図右端より4mm橙色部分に電話アンテナが設置されています。

補足記事
・クハ153-(1〜22)の元車番=順にクハ96(001〜022) 23〜と500〜高運転台車はクハ153として新製。
・クハ164-(1〜8)の改造種車=順にクハ153-(1/2/17/18/19/20/25/26) 1966年改造
・クハ165-208の改造種車=クハ165-7(1982年方転改造 207は欠番)
・クハ455-(301〜306)の改造種車=順にクハ165-(139/140/143/145/146/147)
・クロハ455-1の改造種車=クハ455-44
・クハ455-202/203の改造種車=クハ451-25/26 さらに203はクヤ455-1へ再改造
・クハ165-148は1986年にパノラマExpアルプスのクロ165-4へ改造されていますが車体形状(屋根上も)は全くの別物です。
形式検索表へ A-4
■AU12予定冷房準備制御車(非冷房落成AU12試作冷房改造車)
クハ165
(17/18/33/39/50?/93/95/102)

試作冷房改造車
クハ165/9(901〜904)
碓氷峠協調運転試験車
クハ455(62〜64)
AU12予定冷房準備車
クハ455(321〜324)
クハ169-900番台改造車
Type
A-4

TypeA-4=AU12予定冷房準備/AU12搭載冷房改造車
何れもAU12分散クーラー(6基)によって冷房化されています。
クハ165試作冷房車を除き、非冷房時代はクーラー取り付け予定位置にメクラ蓋が設置されておりました。
クハ165試作冷房車の非冷房時代はこのメクラ蓋がありませんので、A-1になります。

図中燈色部分はAU12クーラーの位置です。
補足記事
・クハ165-900は形式165系時代での冷房化は施されておりません。169-900番台形式変更後に冷房化されています。
・クハ165-900番台の新製年は1967年、翌1968年にクハ169-900番台へ改番
・クハ455-(321〜324)の改造種車=順にクハ169-(901〜904)
A-5
■AU13予定冷房準備制御車
クハ165(156〜190)
クハ169(1〜24)
クハ455(307〜320)クハ165改造車
Type
A-5

TypeA-5=AU13予定冷房準備車
全てAU13分散クーラー(5基)によって冷房化されています。
非冷房時代はクーラー取り付け予定位置にメクラ蓋が設置されておりました。
一見2列に並んだ通風機位置がTypeA-1〜4に似ておりますが、僅かに位置が違うのが特徴です。

補足記事
・クハ455-307〜320の改造種車
改造後車番 クハ455- 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320
改造前車番 クハ165- 156 157 159 160 161 169 171 179 180 181 185 186 188 189
形式検索表へ A-6
■AU13新製冷房制御車
クハ165(191〜206)
クハ169(25〜27)
クハ455(65〜75/*201
*サハシ455改造車
クハ165(701)JT改造車
クロ165(1/2)JT改造車
Type
A-6
Type
A-6'

TypeA-6=AU13新製冷房車
全てAU13分散クーラー(5基)を搭載して新製されています。 デッキ上の通風機が省略されているのが特徴です。
クハ455-201はサハシ455からの改造車で、改造時期が遅かった為にクーラー標準装備のこのタイプで落成しました。
サハシからの改造ですが車体そのものは完全新製です。

TypeA-6'=ジョイフルトレイン改造車(送風機付き)
クハ165-192/193/194/199/205はジョイフルトレインに改造され、お座敷なのはなには送風機が設置されています。
ゆうゆう東海、シャトルマイハマ=後のアルファは種車のままです。通風機やクーラー位置はについては基本的にA-6と同一。
補足記事
・クハ455-201の改造種車=サハシ455-18 ('75年改造)
・クハ165-193/199は1985年にお座敷なのはなへ、クハ165-205は1989年にゆうゆう東海へ改造されています。
JT名称 お座敷なのはな ゆうゆう東海 シャトルマイハマ/アルファ
元車番 クハ165-193 クハ165-199 クハ165-205 クハ165-194
改造後車番 クロ165-2
送風機付き
クロ165-1
送風機付き
クハ165-701
種車A-6のまま
クハ165-194(変更無し)
種車A-6のまま
改造年 1985年改造 1989年改造 1990年改造

クハ165-192は1986年にパノラマExpアルプスクロ165-3へ改造。ただし車体は新製で屋根形態は全くの別物です。
B-8
■元非冷房落成制御電動車からの改造制御車
クハ455(401)
元非冷房落成クモハ165改造車

 クハ455(402〜405)はB-4/5を参照
Type
B-8

TypeB-8=非冷房落成改造編入車

非冷房で落成されたクモハ165を、電装解除の上クハ455へ改造編入された車輌です。
電動機撤去の際に前位寄りにあった箱型通風器は撤去てされており、撤去跡は丸型の蓋で塞がれています。

補足記事
改造種車はクモハ165-107 1984年改造
形式検索表へ D-4
■元新製冷房付随車からの改造制御車(その1)
クハ455(501〜505)
元新製冷房サハ165改造車
Type
D-4

TypeD-4=元新製冷房落成改造編入車

クハ455-500番台は元サハ165を先頭車化改造して編入されたグループで、種車の通風機配列をそのまま踏襲しております。
ただし、最前部のクーラーは室内仕切りと干渉する為撤去されています。改造当初はこの部分には冷房準備車のような蓋で塞がれておりました。(後に一部綺麗に埋められて蓋も撤去しています)
また、車体全長がN換算で1mm程短い為、この図も全長を122mmを基準としてあります。

補足記事
・クハ455-(501〜505)の改造種車=順にサハ165-(1/2/3/4/6)
F-5
■元新製冷房2等付随車からの改造制御車(その1)
クハ455(601/606〜610)
新製冷房サロ455/165改造編入車
Type
F-5
Type
F-5'

TypeF-5=元新製冷房改造編入車

AU12分散クーラー6基を搭載して新製されたサロ455/165に、先頭車化改造を施した車輌です。
基本的には新製冷房サロ(F-3タイプ)を踏襲しておりますが、最前部クーラー(緑色部分)と通風機が、新設された室内仕切りに干渉する為撤去されています。(結果的にAU12/5基に)
この部分、改造当初は冷房準備車のような蓋で塞がれていました。(後に一部綺麗に埋め込んで蓋を撤去しています)
また、車体全長はN換算で1mm短い為、この図も全長を122mmとしています。

TypeF-5'=JR九州クーラー増設後(AU13)
JR九州に在籍するF-5タイプの一部は、元車掌室付近にAU13クーラーが増設されています。
これは1996〜1997に掛けて鹿カコ在籍車を中心に施された客室拡充改造による定員増に伴うものです。
コレに伴い、車内は従前のDXなグリーン車用シートからロング+一部ボックスへ取り替えられてしまいました。
>施工車は606/607(601は1995年クモハ716-901改造種廃車 608/609はJR東日本在籍車 610は未施工)

補足記事
改造種車車番
改造前 サロ455- 36 サロ165- 101 122 123 124 129
改造後 クハ455- 601 606 607 608 609 610
・601は後にJR九州717系900番台(クモハ716-901)の前面ブロック捻出用として使用され廃車となりました。
(717-900番台種車:クモハ717-901=クモハ457-14  クモハ716-901=モハ456-14+クハ455-601の前頭部)
JR九州在籍車は後年通風機が全て撤去されています。
形式検索表へ F-6
■元新製冷房2等付随車からの改造制御車(その2)
クハ455(602〜605/611)
新製冷房サロ455/165改造編入車
Type
F-6
Type
F-6'

TypeF-6=元新製冷房改造編入車

AU13分散クーラー5基を搭載して新製されたサロ455に先頭車化改造を施した車輌です。
こちらもF-5タイプと同様に最前部クーラー(緑色部分)と通風機が撤去され、この部分は冷房準備車のような蓋で塞がれていました。(後に一部綺麗に埋め込んで蓋も撤去しています)
だだしこちらは種車がF-4タイプですので、AU13/4基になっております。
また、こちらも車体全長がN換算で1mm短い為、この図も全長を122mmとしています。

TypeF-6'=JR九州クーラー増設後(AU13)
こちらも上記F-5タイプと同様に、一部車輌で客室内改造に伴うクーラー増設工事が施されています。
施工車は602/604/605/611 (603は未施工)
後年通風機は全て撤去されています。

補足記事
改造種車
改造前 サロ455- 42 43 44 45 サロ165- 133
改造後 クハ455- 602 603 604 605 611
JR九州在籍車は後年通風機が全て撤去されています。
D-5
■元新製冷房付随車からの改造制御車(その2)
クハ455(701/702)
新製冷房サハ455改造車
Type
D-5

TypeD-5=元新製冷房改造編入車

近郊型改造車413系と編成を組む為に、サハ455より改造されました。屋根上は種車の(D-3タイプ)を踏襲しています。
ただし同様の改造車クハ455-500(D-4)とは違い、この車輌は最前部クーラーも残されています。
また、車体長は20070mmと短く、N換算で2mm強短い為この図は全長121mmとしてあります。

補足記事
改造種車:クハ455-701/702=順にサハ455-1/6
形式検索表へ B-1/2/3
■非冷房落成制御電動車 >AU13冷房改造
クモハ165(1〜122)
クモハ451(1〜12)
クモハ453(1〜21)
クモハ455(1〜36)
クモハ455(202/203)
クモハ453改造車
クモハ471(1〜11/13/15)
クモハ473(1)
クモハ475(1〜48)
Type
B-1
Type
B-2
Type
B-3
Type
B-3'

TypeB-1=落成時オリジナル
非冷房落成時のオリジナルです。

TypeB-2=冷房改造後(AU13)
冷房改造後の形態。通風機の多くが干渉する為、客室部は2列配置に改められました。
図中緑印部分は電動機冷却用の箱型通風機が搭載されています。
一部のクモハ165(8/9/27/36/57/91/93/97)の8両は、一足早くAU12にて冷房改造されている為、この形態とは違います。
B-4を参照して下さい。

TypeB-3=新潟地区箱型通風機撤去車
新潟地区に在籍していたこのグループの多くは、前位寄りの箱型通風機が撤去されています。
末期まで活躍していた中では、上沼垂区クモハ165-101/102三鷹区クモハ165-103がこのタイプです。

TypeB-3'=北陸地区箱型通風機撤去車
北陸地区で活躍するMc(クモハ)の多く(全て?)は、運転席側箱型通風機が撤去され、撤去跡は丸い蓋?で塞がれています。
ただし、位置は通風機中心ではなく若干内側に寄っているようです。
その他以下で紹介するB4〜B7タイプも同様に撤去工事が施されている場合があります。
補足記事
・クモハ471は奇数番=奇数向き、偶数番=偶数向きとして落成しており、偶数向きが奇数向きよりも3両少ない事から、12/14は
 欠番になっています。(ユニットを組むモハも欠番)
・クモハ451(1〜9)までとクモハ471(1〜11/13)までは、前側客扉が外吊りの形態で落成しています。
 >後に全車通常の引き戸へ改造。
・クモハ455-202/203の改造種車=クモハ453-20/21 1979年改造、クモハ455-201は欠番です。
B-4/5
■AU12予定冷房準備制御電動車(非冷房落成AU12試作冷房改造車)
クモハ165
(8/9/27/36/57/91/93/97)

試作冷房改造車
クモハ165/9(901〜904)
碓氷峠協調運転試作車
クモハ455(37〜42)
AU12予定冷房準備車
クモハ475(49〜51)
AU12予定冷房準備車
クハ455(402〜405)
クモハ169-900番台改造車
Type
B-4
Type
B-5

TypeB-4=AU12予定冷房準備/AU12冷房改造車
何れもAU12分散クーラー(6基)により冷房化されています。
クモハ165-8/9/27/36/57/91/93/97の8両は元非冷房落成車を一足速くAU12により冷房化された為、この形態となっています。
従って非冷房時代はB-1を参照して下さい。
クモハ455-37〜42とクモハ165-900番台は、非冷房時代にはクーラー取り付け予定位置にメクラ蓋が設置されておりました。
クハ455-402〜405は、クモハ169-900番台を電装解除の上、改造編入された車輌です。
電動機は撤去されているにも拘らず、何故か前位寄りの箱型通風機が搭載されたまま出場しています。

<注意>
KATO製品のクモハ用屋根は箱型通風機中心が前から約11mm(実車側面写真や資料で見ると10mm程度が正)で且つモールドサイズも縦に長い為、この図(B-4)で示した正規位置にクーラーを移動した場合、箱型通風機もパーツ化しないと干渉する可能性があります。通風機を弄らない場合は、
クーラー位置を若干アレンジする必要があるかも知れません。


TypeB-5=クハ455-405更新後
405のみ更新工事を施した際にこの箱型通風機を撤去しています。
しかし如何言う訳か、更新後も直流電車時代の名残である側面の昇降用手摺は残されているようです。
(通常特高圧を使用する交流・交直流車両には昇降手摺は付いていません)

図中緑印部分は電動機冷却用の箱型通風機、橙色部分はAU12クーラーの位置です。
補足記事
・クハ455-(402〜405)の改造種車=順にクモハ169-(901〜904)
形式検索表へ B-6
■AU13予定冷房準備制御電動車
クモハ165(123〜125)
クモハ169(1〜25)
クモハ455(43〜51)
クモハ475(52/53)
クモロ165(4)JT改造車
Type
B-6
Type
B-6'

TypeB-6=AU13予定冷房準備車
非冷房時代はクーラー取り付け予定位置にメクラ蓋が設置されておりました。非冷房落成車とは若干通風機位置が異なります。

TypeB-6'=ジョイフルトレイン改造車(送風機付き)
クモハ165-123は1986年にパノラマExpアルプス(クモロ164-4)に改造され、屋根上車端部に送風機が取り付けられました。

図中緑印部分は電動機冷却用の箱型通風機が搭載されています。
B-7
■AU13新製冷房制御電動車
クモハ165(126〜141)
クモハ169(26/27)
クモハ457(1〜19)
クモハ165(701)JT改造車
クモロ165(1〜3)JT改造車
Type
B-7
Type
B-7'

TypeB-7=AU13新製冷房車
全車AU13クーラー5基を搭載して落成しています。 デッキ上通風機が省略されている点が新製冷房車の特徴です。

TypeB-7'=ジョイフルトレイン改造車(送風機付き)
このタイプのクモハ165の一部車両はジョイフルトレインに改造され送風機が取り付けられました。
ゆうゆう東海、シャトルマイハマ=アルファについては取り付けられず、種車B-7の形態そのままです。

図中緑印部分は電動機冷却用の箱型通風機が搭載されています。
補足記事
ジョイフルトレイン改造車一覧
JT名称 パノラマExpアルプス お座敷なのはな ゆうゆう東海 シャトルマイハマ/アルファ
元車番 クモハ165-127 クモハ165-128 クモハ165-134 クモハ165-139 クモハ165-129
改造後車番 クモロ165-3
送風機付き
クモロ165-2
送風機付き
クモロ165-1
送風機付き
クモハ165-701
種車B-7のまま
クモハ165-129(変更無し)
種車B-7のまま
改造年 1986年改造 1985年改造 1989年改造 1990年改造
P

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C-1/2/3
■非冷房落成電動車(直流/標準屋根 その1) >AU72(一部AU71)冷房改造
モハ152(1〜161)
モハ164(1〜70) 一部?

 モハ164-69/70は不明です。
Type
C-1
Type
C-2
Type
C-3

TypeC-1=新製時
登場時のオリジナル。パンタは極初期にはPS13でしたが、後にPS16が標準採用になっております。
モハ152の一部は非冷房のまま廃車になっています。

TypeC-2=冷房改造後(一部を除きAU72化改造)
AU72集中クーラーに干渉する2つの通風機を撤去した形になっています。
モハ164の中央/篠ノ井線狭小トンネル対策車はPS23へ換装、その際避雷器は図の右端より30.5mm中央位置へ変更され、車体側面へアース線が延びています。

また、参照した文献によると、モハ164-69/70の2両は冷房改造時に図中左から2番目の通風機を移設した〜との記述もあり、この2両については、新製時はC-1で冷房改造時にC-2'へ移設、又は新製時はC-1'で冷房改造時にC-2へ変化した可能性があります。この部分はどうにも釈然としない部分であり、詳しくご存知の方どうかご教示頂けると幸いです。
ちなみに、諸元図の区分けでは1〜70と71〜80とで別になっています。

TypeC-3=試作冷房改造車(AU71化改造)
モハ164-8/9/27/36/43/55/57/61の8両は、試作冷房改造車としてAU71にて冷房化されました。
この図のAU71クーラー位置は、クーラーをKATO製モハ182から切り取って使用した場合の位置としています。
他形式/他メーカーのAU71クーラーを使う場合は大きさが違う可能性もありますので注意してください。
補足記事
モハ152新製時車番 24〜はモハ152として新製されています。
改番後 モハ152- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
改番前 モハ91- 002 004 006 008 010 012 014 016 018 020 022 024 026 028 030 032 034 036 038 040 042 044 046
形式検索表へ C-1'/2'
■非冷房落成電動車(直流/標準屋根 その2) >AU72冷房改造
モハ164(71〜80)
サハ165(101)モハ164改造車

 モハ164-69/70を含む可能性アリ
Type
C-1'
Type
C-2'

TypeC-1'=新製時
上のC-1とほぼ同形態ですが、図中左から2番目の通風機の位置が微妙に違います。
一つ上の括りで紹介したモハ164-69/70については、非冷房時代若しくは冷房改造後どちらかがこの形態の可能性があります。
(要調査)

TypeC-2'=AU72冷房改造後
こちらもクーラーと干渉する2個の通風機を撤去しています。
補足記事
・サハ165-101の改造種車=モハ164-71 (1984年電装解除改造)
C-4
■AU72予定冷房準備電動車(直流/標準屋根)
モハ168(1〜25)
Type
C-4

TypeC-4=AU72予定冷房準備車
非冷房時代はクーラー予定部は大きな蓋で塞がれていました。
図はPS23換装後の姿。新製当初はパンタはPS16、避雷器も通常の位置(右端通風機脇)に設置されていましたが、後に全車篠ノ井/中央線狭小トンネル対策の為PS23へ換装され、同時に避雷器が図中緑色部分(車体中央線上)に移設されました。
ただし、如何言う訳かその後モハ168-15のみ再度新製時の位置へ戻され、さらに後年三鷹区転属後にはパンタをPS35へ換装しています。
形式検索表へ C-5
■AU72新製冷房電動車(直流/標準屋根)
モハ164(81〜84)
モハ168(26/27)
Type
C-5

TypeC-5=AU72新製冷房車
この図もPS23換装後の姿です。
新製当初はPS16を装備し、避雷器は通常の位置(車端)の搭載されていましたが、後年全車PS23へ換装されました。
また、モハ168-27の最末期(三鷹区時代)はさらにPS35へ換装されています。
緑印部分はPS23化の際に移設された避雷器です。
C-6/7
■簡易運転台付き非冷房落成電動車(直流/標準屋根)
モハ164(501〜514)
Type
C-6
Type
C-7

TypeC-6=新製時
オリジナルの非冷房時代です。 簡易運転台側(左端中央)には砲弾型ヘッドライトが付きます。
図中緑印の位置にはクモハ等に搭載されている物と同じ箱型ベンチレターが搭載されています。

TypeC-7=AU72冷房改造後
基本的に干渉する2箇所の通風機を撤去しています。
一部の車輌は、中央/篠ノ井線狭小トンネル対策の為PS23へ換装され、避雷器も図右端より30.5mm中央へ移設されています。
形式検索表へ C-8/9
■非冷房落成電動車(直流/低屋根) >AU72冷房改造
モハ164(801〜845)
モハ166(1〜15)
Type
C-8
Type
C-9

TypeC-8=新製時
狭小トンネル対策として新製された当時のオリジナルです。 低屋根化されたパンタ部脇のファンデリアが特徴で、パンタ横のランボードは下部にゲタを履かせた様な構造(一段浮いている)になっています。 パンタは全車PS16。

TypeC-9=AU72冷房改造後
こちらも干渉するベンチレターを撤去する形になっています。
後年まで活躍したモハ164-823(新カヌ区M1ムーンライト用)は、雪の吹き込み防止の為ファンデリアが埋められており、さらにランボードも腐食対策として屋根一体仕様へ変更されています。
C-10
■AU72予定冷房準備電動車(直流/低屋根)
モハ164(846〜848)冷房準備車
モロ164(804)JT改造車
Type
C-10
Type
C-10'

TypeC-10=低屋根仕様AU72予定冷房準備車
ただ3両のみの珍しい形態。 落成時より通風機2列配置になっており、クーラー予定部は大きな蓋で塞がれていました。
後に全車予定通りAU72で冷房化されています。

TypeC-10'=ジョイフルトレイン改造車(送風機付き)
モハ164-846は後年パノラマExpアルプスのモロ164-4へ改造されており、その際に車端部に送風機が取り付けられました。
デッキ上通風機はそのまま存置されており、製品では再現されていないこの部分を追加加工すると良いかと思います。
形式検索表へ C-11
■AU72新製冷房電動車(直流/低屋根)
モハ164(849〜864)
モハ164(701)JT改造車
モロ164-(801〜803)JT改造車
Type
C-11
Type
C-11'
Type
C-11''

TypeC-11=AU72新製冷房車
通風機2列は冷房準備車と同じで、デッキ上通風機とファンデリアが省略されています。

TypeC-11'=ジョイフルトレイン改造車(送風機付き)
このタイプのクモハ165の一部車両はジョイフルトレインに改造され、車端部に送風機が取り付けられました。
ただしシャトルマイハマ=アルファについては取り付けられず、種車のC-11そのままです。

TypeC-11''=ゆうゆう東海(電話アンテナ付き)
ゆうゆう東海に改造されたモハ164-862>モハ164-701は、車端部(緑色部分)に電話アンテナが設置されています。
補足記事
後年、モハ164-849/850/857/862はジョイフルトレインへと改造されました。
パノラマexpアルプスのもう1両(相方の-804ユニット)は冷房準備車ですので一つ上で紹介したC-10'タイプになります。
改造後名称 パノラマExpアルプス お座敷なのはな ゆうゆう東海 シャトルマイハマ/アルファ
改造前車番 モハ164-849 モハ164-850 モハ164-857 モハ164-862 モハ164-852
改造後車番 モロ164-803
送風機付き
モロ164-802
送風機付き
モロ164-801
送風機付き
モハ164-701
電話アンテナ付き
モハ164-852(変更無し)
種車C-11のまま
改造年 1986年 1985年 1989年 1990年改造
C-12/13
■AU12予定冷房準備電動車(直流/低屋根) >AU72冷房改造
モハ164/8(901〜904)
碓氷峠協調運転試験車
サハ165(102〜105)
モハ168-900番台改造車
Type
C-12
Type
C-13

TypeC-12=AU12化予定冷房準備車
新製当初はモハ164を冠し、AU12分散クーラーを予定した冷房準備車で落成しています。
非冷房時代はクーラー設置予定位置にメクラ蓋が設置されておりました。

TypeC-13=AU72冷房改造後
落成次年にはモハ168(901〜904)へ形式が変更され、その後冷房化改造を施されますが、AU12用の台座が準備されていたのも拘らず冷房容量の関係か当時の165系(モハ164)冷房化の標準であったAU72によって改造されました。 元々クーラー予定位置にあったメクラ蓋は全て綺麗に撤去され、新たにAU72用のスペースを確保する為に中央部の2列配置通風機を撤去、その結果他に類を見ない変わった形態になっています。 
参考記事
晩年は電装解除により順にサハ165-102〜105に改造されています。(1984年改造)
形式検索表へ D-1/2
■非冷房落成車(パンタ非搭載) >AU13冷房改造
モハ153(1〜161)
モハ165(1〜17)
モハ167(1〜15)
サハ153
(1〜11/101〜116/201〜221)
サハ451(1/2/101)
Type
D-1
Type
D-2

TypeD-1=新製時
登場時のオリジナル形態です。
モハ153/サハ153の一部は非冷房のまま廃車になっています。

TypeD-2=AU13冷房改造後
改造後の形態。通風機が干渉する為、2列配置に並び替えられています。
補足記事
サハ153基本0番台=MG/CP非搭載  100番台=CP搭載  200番台=MG/CP搭載
サハ451基本0番台=MG/CP非搭載>後にMG搭載改造  100番台=CP搭載

モハ153/サハ153新製時車番(*モハ153-24以降とサハ153-7以降は元から153系で落成)
改番後モハ153- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
改番前モハ91 001 003 005 007 009 011 013 015 017 019 021 023 025 027 029 031
モハ153- 17 18 19 20 21 22 23 24〜   サハ153- 1 2 3 4 5 6
モハ91 033 035 037 039 041 043 045 *   サハ97 001 002 003 004 005 006
D-3
■AU13新製冷房車(パンタ非搭載)
モハ165(18〜21)
サハ165(1〜11)
サハ455(1〜8)
Type
D-3

TypeD-3=AU13新製冷房車
デッキ上通風機が省略され、中央部は千鳥配置状になっています。
補足記事
・サハ165-7は1983年に近郊型化(サロ110-501)へ改造されています。屋根配置は同一。
・サハ165-1(1983年)/2/3/4/6は(1984年)クハ455-501〜505へ改造されています。屋根配置はD-4
・サハ455-1(1986年)/6(1988年)はクハ455-701/702へ改造されています。屋根配置はD-5
形式検索表へ E-1/2
■初期非冷房落成電動車(交直流/低屋根) >AU72冷房改造
モハ450(1〜12)
モハ452(1〜21)
モハ454(1〜11)
モハ454(202/203)モハ452改造車
モハ470(1〜11/13/15)
モハ472(1)
モハ474(1〜40)
Type
E-1
Type
E-2

TypeE-1=新製時
登場時のオリジナル形態。 直流形とは違い全ての通風機が14.5mm間隔になっております。
初期のこのタイプは、パンタ脇に設置されているファンデリア通風口が3列の中型タイプです。

TypeE-2=AU72冷房改造後
オリジナルの形態から、干渉する2つの通風機を撤去した形になります。
補足記事
・モハ454-202/203はモハ452からの改造編入車です。種車車番=順にモハ452-20/21(共に1979年改造)
・モハ470-12/14は、ユニットを組むクモハ471の向き所用数の関係で欠番になっております。
・現在活躍する車輌には、腐食対策の為にファンデリアが埋め込まれた車輌もあります。(モハ472-1含む)
 以下E4〜E7タイプにも同様に埋め込み改造が施されている車輌がある可能性があります。
E-3/4
■後期非冷房落成電動車(交直流/低屋根) >AU72冷房改造
モハ454(12〜36)
モハ474(41〜48)
Type
E-3
Type
E-4

TypeE-3=新製時(ファンデリア6列タイプ装備車)
一つ上の初期落成車と殆ど変わりませんが、ファンデリア通風口が6列に大型化されております。

TypeE-4=AU72冷房改造後
こちらもオリジナルの形態から干渉する2つの通風機を撤去した形になっております。
形式検索表へ E-5/6
■AU12予定冷房準備電動車(交直流/低屋根)
モハ454(37〜42)
モハ474(49〜51)
Type
E-5
Type
E-6

TypeE-5=新製時
新製時にはAU12分散クーラーによる冷房化を想定して通風機を2列配置、クーラー取り付け予定位置には蓋が設置されていました。

TypeE-6=AU72冷房改造後
モハ164-900番台と同じく、AU12分散クーラーの為に想定していた仕様を無視してAU72集中クーラーによって冷房化されました。
ただし、こちらのグループは撤去した通風機を再度移設しているのが特徴です。
結果的に一見AU72予定冷房準備車や新製冷房車に似た形態になりましたが、通風機の位置は異なっています。
予定通りAU12化されると4基しか搭載出来ず、冷房容量の問題と当時の冷房改造標準仕様の影響もあったかと想像されます。
E-7
■AU72予定冷房準備電動車(交直流/低屋根)
モハ454(43〜51)
モハ474(52/53)
Type
E-7

TypeE-7=AU72予定冷房準備車
モハ454/474としては最終増備車に当たります。 モハ168などと同じく、クーラー設置予定部には大きな蓋で塞がれていました。
形式検索表へ E-8
■AU72新製冷房電動車(交直流/低屋根)
モハ456(1〜19)
Type
E-8

TypeE-8=AU72新製冷房車
所謂急行形電車としての最終増備形式です。
当初から全車〜と言っても19両のみですが、AU72クーラーにより冷房化されています。
ご多分に漏れず、デッキ上通風機とファンデリアが省略されています。
F-1/2
■非冷房落成2等付随車 >AU12冷房改造
サロ152
(1〜30/
*101〜104/*201〜203)
*サロ152改造車
サロ165(1〜28)
サロ451
(1〜25/101〜105/
*107〜118)
*サロ451改造車
サロ455(201〜210)
サロ451改造車
サロ112(1〜29/101〜104)
サロ152改造車(近郊型化改造車)
Type
F-1
Type
F-2

TypeF-1=新製時
非冷房落成時は通風機1列のこの形態です。

TypeF-2=AU12冷房改造後
元々通風機があった所にクーラーを設置しているのが特徴です。従って元通風機の位置中央線上がクーラー位置になります。
クーラー設置で干渉する通風器は、クーラー脇に沿うような形で横方向に移設されています(ちどり配列)
補足記事
・サロ152-100番台・200番台の系譜
 サロ152-30>サロ152-101>>近郊形化サロ112-101
 サロ152-15>サロ152-201>サロ152-102>>近郊形化サロ112-102
 サロ152-17>サロ152-202>サロ152-103>>近郊形化サロ112-103
 サロ152-19>サロ152-203>サロ152-104>>近郊形化サロ112-104
 サロ152は末期には全車サロ112へ近郊型化改番されています。基本的に車番は受け継いでいます。
 (Ex:サロ152-1/2/3/…29=サロ112-1/2/3/…29)
 ただし、上記200-100番台化された車輌はサロ112-100番台となった為、サロ112基本番台のうち15/17/19/30は欠番です。
 この他にサロ112-51もありますが、こちらはサロ163が種車ですので、屋根上形態はF-3タイプになります。
サロ152落成時 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
200番代改造 - - - - - - - - - - - - - - 201 - 202 - 203 - - - - - - - - - - -
100番代改造 - - - - - - - - - - - - - - 102 - 103 - 104 - - - - - - - - - - 101
サロ112近郊型 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 102 16 103 18 104 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 101


・サロ451-100番台は101〜105が純粋な100番台新製車(CP付き)、107〜118はサロ451-基本番台からCPを搭載改造を施した
 改造車です。(106は欠番)
改造前 サロ451- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 13 21 22 屋根異タイプ 26
改造後 サロ451- 107 108 109 110 111 112 113 114 115 118 116 117 屋根異タイプ 119
 サロ451-26>119は冷房準備車の為、屋根上配置はF-3タイプになります。

・サロ455-200番台はサロ451からの改造車です。(204/208は欠番)
改造前 サロ451- 15 16 17 19 20 23 24 25
改造後 サロ455- 205 206 207 209 210 201 202 203
形式検索表へ F-3
■AU12予定冷房準備/AU12新製冷房2等付随車
サロ165(29〜129)
サロ169(1〜19)サロ164改造車
サロ451(26/*119)
*サロ451-26を改造
サロ455(1〜41)
サロ163(1〜7)
サロ112(51)サロ163近郊型改番車
Type
F-3

TypeF-5=AU12予定冷房準備車・初期新製冷房車(AU12-6基装備車)
サロ165-29とサロ451-26のみ冷房準備車で落成しています。
冷房準備車も屋根上機器配置は新製冷房車と同形態で、新製車を含めてAU12で冷房化されています。
末期のサロ165-107は、脱落事故の為緑印部分の通風機がありません。(長方形の塞ぎ板がはめられています)
2列の通風機が左右で揃う様に配置されており、新製冷房車では珍しくデッキ上にも通風機が設置されています。
補足記事
サロ169は全車このタイプのサロ165からの改造車です。
改造前 サロ165- 43 44 45 46 47 48 64 65 72 73 74 75 76 77 78 86 87 88 89
改造後 サロ169- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19

・サロ451-26は1979年にサロ451-119へ改造されています。
・サロ163-7は1969年にサロ112-51へ近郊型化改造されています。
・サロ165-101/122/123/124(1985年)/129(1984年)はクハ455-(606〜610)へ改造(F-5
・サロ455-36は1985年にクハ455-601へ改造されています。屋根配置はF-5
F-4
■AU13新製冷房2等付随車
サロ165(130〜134)
サロ455(42〜45)
Type
F-4

TypeF-4=新製冷房車-B(AU13-5基装備車)
サロとしては数少ないAU13を5基装備して落成した新製冷房車です。
クーラーが5基ですのでAU12を6基搭載するF-3とは位置が異なります。
通風機位置はデッキ上の通風機が省略されている事を除けばF-3と全く同じです。
補足記事
・サロ165-133は1984年にクハ455-611へ改造されています。屋根配置はF-6
・サロ455-42は1984年、サロ455-43〜45は1985年にクハ455-602〜605へ改造されています。屋根配置はF-6
形式検索表へ F-7/8
■非冷房落成2等付随車(近郊型近似車体) >AU13冷房改造
サロ153
(1〜59/201〜203/901.902)
サロ110(1〜61/901.902)
サロ153近郊型改番車
Type
F-7
Type
F-8

TypeF-7=新製時
登場当時のオリジナルの形態です。 900番台はステンレス車体試作車です。

TypeF-8=冷房改造後(AU13-6基冷房化) 準備中
通風機が干渉する為、2列配置に改められています。
一部サロ110近郊形化後に冷房化されたものもあります。
補足記事
200番台=202/203が純粋な200番台新製車。サロ153-201は13からの改造車です。(1960年改造)
サロ153(1〜10/901.902)はサロ95として新製、(11〜/202.203)はサロ153として新製されています。
後に全車サロ110(1〜61/901.902)へ近郊型化されています。(1965〜1968年)

サロ153(95)>サロ110車番遍歴
サロ95 001〜010 - - - - 901/902
サロ153 1〜10 11.12 13 14〜59 - 901/902
サロ153-200 201 202/203
サロ110 1〜12 13 14〜59 60/61 901/902

<おまけ>
参考として、似た車体を持つサロ111非冷房時(元々近郊型)の屋根上の様子も記しておきます。
主な差異=サロ110(153)にある車掌室が無い、コイルバネ台車他。通風機配列にも差異あり。
ts111
NotExp
G-1/2
■客室部非冷房落成ビュッフェ付き付随車(その1) >AU13冷房改造
サハシ153(1〜30)
サハシ165(1〜12/*51〜55)
*サハシ153改造車
サハシ169(1〜10)
サハシ153改造車
サハシ451(1〜16)
Type
G-1
Type
G-2

ビュッフェ側送風機/AU12-2連カバー付きタイプ/ガーランドベンチレター/カバー付き箱型通風機各位置の解説は割愛しています。

TypeG-1=新製時
新製時のオリジナルです。客室部には、押し込み形通風器(平形)が2つが搭載されています。
ビュッフェ部分のみ新製時より冷房化されていました。

TypeG-2=客室部AU13冷房改造後
こちらもクーラーと干渉する為、2列タイプに変更されています。
補足記事
サハシ165(51〜55)の改造種車
改造後 サハシ165- 51 52 53 54 55
改造前 サハシ153- 2 4 6 8 14
(1965年〜1969年改造)
サハシ169の改造種車
改造後 サハシ169- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
改造前 サハシ153- 1 3 7 10 24 5 9 13 25 27
(1968年改造)
その他、サハシ153-11>'75年にクヤ153-1へ改造、サハシ153-15>'74年にクヤ165-1へ改造。
形式検索表へ G-3/4
■客室部非冷房落成ビュッフェ付き付随車(その2) >AU13冷房改造
サハシ455(1〜26)
Type
G-3
Type
G-4

ビュッフェ側送風機/AU12-2連カバー付きタイプ/ガーランドベンチレター/カバー付き箱型通風機各位置の解説は割愛しています。

TypeG-3=新製時
新製時のオリジナルです。上で紹介したG-1を元に、デッキ付近に通風機が追加されています。(中心線より2mmオフセット)

TypeG-4=客室部AU13冷房改造後
クーラーと干渉する部分が2列配置に変更されています。
H-1
■非冷房落成売店付き付随車 >AU13冷房改造
サハ164(1/2)
Type
H-1
Type
H-2

TypeH-1=新製時非冷房オリジナル
新製された当初の非冷房スタイルです。
売店の関係で、この部分は不規則な形態になっています。

TypeH-2=AU13冷房改造後
図中左端と右端の通風機位置は非冷房時代そのままですが、他の通風器は多くが干渉する為、撤去又は2列タイプへ変更されています。 また、部分の通風器は図面・写真共にどう見ても室内仕切りと干渉しており、この部分の車内がどうなっていたか非常に興味深いところです。
さらに、クーラー位置も他の車輌に類を見ない不規則な並び方です。
(2列部分及び部分通風機は中心線から5.5mmオフセット、その他は1mmオフセット)
形式検索表へ
一口に急行形電車とは言いますが、バリエーションの多さに改めて驚きました。
校正には気を付けたつもりですが見落としもあるかも知れません。ご指摘などありましたら遠慮なくご一報頂けますと幸いです。

謝辞
当コンテンツ作成に当っては、どみの氏より多大なご協力を頂きました。
末筆ながら御礼のご挨拶を付して筆を置きます。ご協力御礼申し上げます。


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